U-NEXTにて視聴開始。
アマプラでもHuluでもFODでも見れそうです。
全30話
耽美ものを得意とする中国の人気小説家・Priest原作のドラマ。「陳情令」のプロデューサー・制作陣が手掛けている本気のやつ。
面白いのが前提だけど、レビュー記事をサラサラ書けるドラマと、ものすごーく書きづらく難しいドラマがあるけど、この「光・淵」は完全に後者。
ブロマンスに加えて猟奇的連続殺人事件と二種類の黒幕、その真相に至る展開がとてもややこしいし難しい。
魅力が伝わるかどうか、見てみたいなと思ってもらえるかどうか分かりませんが、とりあえずレビュースタート~
た・ん・び
トンビでもゾンビでもないで、耽美。
私からかなり縁遠いワードではあるが・・。
このドラマ、本国では8話で急に配信停止してしまい視聴者涙目案件だったらしい。チャン・シンチョンがセクシー過ぎたのが原因??
ネタバレあります!ナシでは書けん。
架空の設定「零度共感者」とは
DNAの異常により他人に共感できない「零度共感者」が全人口の1.3%を占め、彼らが凶悪犯罪を起こす確率が一般人より高いとされている世界線。
そんな中「零度共感者」によると思われる連続殺人事件が起こる。
型破りながら熱血漢で正義感が強い駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)(演:フー・シンボー)はSID(特捜班)の隊長として捜査に当たる。
裴溯(ペイ・スー)(演:チャン・シンチョン)は「零度共感者」として生まれた、裴グループの若き総裁。
事件現場に現われ捜査に私見を挟むペイ・スーを遮るウェイジャオ。あまり仲が良くなさそう。
民間人のペイ・スーだが捜査協力をすることで相容れない関係だった二人の絆が深まっていく。
二人の出会いと背景
二人が初めて知り合ったのが、ウェイジャオがまだ巡査だった頃。
ペイ・スーの母が自宅で首つり自殺を図り、たまたま駆け付けたのがウェイジャオだった。呆然と立ち尽くすペイ・スー少年と、妻を亡くしたとは思えぬほど冷静な夫ペイ・チョンユーに異様さを見て取るウェイジャオ。
ある時ペイ・スーが死んだ小鳥を埋めるシーンを偶然目撃して「零度共感者」ではないかと疑い、疎遠になっていた。(彼らには罪悪感が無いからコロシちゃってもなんとも思わないため)
マ、誤解だったんだけども。
事件のあらすじは・・・
ほんとややこしくて、哲学的な文章が多々登場し、「嵐が丘」「マクベス」といった文学に知識があればより伝わる感情や悲哀なんかもあり・・・。(もちろん全スルーでもいけるが作者は少し悲しいかも知んない)
その文学作品の誰々になぞらえて・・・ってのが私一番苦手なやつやんけーーー(発狂)(読んだことないし)
次から次へと殺人事件が起こり、被害者が増えていく。それぞれの加害者もアッサリ判明していく。でも調べていくうちに感じる不自然さ。なぜ完全犯罪にもなり得る事件が発覚したのか?なぜヒントが散りばめられているのか?・・・なぜ自分たちの行動や捜査が導かれているように感じられるのか??
解決したかと思えば次の事件に繋がり、ウェイジャオたちはついに首謀者と内通者の存在に気付く。
ウェイジャオとペイ・スーの関係性
事件の真相の闇は深く、犯罪心理が誰よりも理解できてしまうペイ・スー自身もその闇に取り込まれまいと必死に抗っていた。そんな彼を一番近くで見守り心配しているウェイジャオ。
彼が少年の頃に距離を置いたウェイジャオでしたが、一緒に捜査をするようになってから、とある一件でその誤解が解ける。それからは愛情ダダ漏れで、怪我したら甲斐甲斐しく介抱し、おいしそうな手料理作って、自宅に招き入れて同居を始める。
保護して包み込んであげなきゃならんかった少年を長い間一人にしたウェイジャオの後悔は大きい。
頑固だけど真っすぐで情が深くて感情をストレートに表すタイプ。駆け引きとかは出来ないと思われる。
余談ながらウェイジャオの自宅がとっても素敵。
しかし築き始めた信頼関係が崩れる出来事が起こる・・・
ウェイジャオの書斎には極秘の捜査資料がやパソコンが無造作に置いてあり、それをこっそり見たのではないかと疑われたことで、ペイ・スーは失望し同居をやめて出て行く。
生まれと育ちから屈折を余儀なくされた可哀そうな人。天才的な頭脳で事件解決に貢献するが・・
随所に流れる「You raise me up」の楽曲。
これをウェイジャオからの着信メロディに設定しているペイ・スー。
「あなたは私を奮い立たせ、私以上の存在にしてくれる・・・」
ペイ・スーの心情を表していると思ったけど、ウェイジャオにも通ずるところがあるよね。
謝ってなんとか思いとどまらせるウェイジャオ。
この回は泣けたわ・・。
このうち、猫もいるのよー。
みゃおー
名前はフライパン。どーゆーネーミングなの
この猫は父から殺せと命令されてた子で、内緒でここに連れてきた過去があった。![]()
(いちいちエピが重いのが難点)
チャン・シンチョンといえば
あの「家族の名のもとに」の次兄ですよ!
変態じゃない方の!言い方よ
懐かしいわー
このドラマではその面影ゼロです。「孤独な美貌の大富豪」という役どころなので、感情をぶつける次兄役とは全然違うけど、繊細な演技は流石だしあれからとても進化してると思うわ。
愛情を欲していても感情に表すことが出来ない難しい役どころをしっかり演じて、その美しさの影に隠れる真っ暗闇な危うさと、零度共感者だからこそ理解できる犯罪心理で捜査に貢献する、そのギャップに釘付けよ。。
レビューの紹介はストーリー上、フー・シンボー氏を先にしましたが、クレジットはチャン・シンチョンの方が先です。
ぜんぜん上手く書けてないけど・・
ひとことで言うなら、「正義という名の光の中にいるウェイジャオと、いつ闇落ちするかわからない深淵に立っているペイ・スーとの究極のラブストーリー」みたいな感じかな。BL脳内補完出来ない私にはただのブロマンスにしか見えませんでしたが
ミステリー部分は正直すべて理解できたかどうか分からん
原作購入したんで、もう一度おさらいしつつ世界観に没頭してみたいと思います![]()
その趣味が無くても十分に楽しめるかと思います![]()









