面白すぎて、止まらなくなって一週間かからずに駆け抜けた全54話。
あー、さびしい、終わってしまったよ、
もっとゆっくり大事に見ればよかった。
見始めた時は登場人物の多さに怯んだけど、それも最初だけ。話がどんどん転がって行くし、それがまた痛快なので見ていてスッキリする。
以下ネタバレ挟みつつの感想です~
魅力的なキャラクターたち
なんせ長丁場だから多数のキャラが出て来るんだけど、キャラ設定がそれぞれとてもしっかりしていて、ブレないところがすごくよかった。
最強策士なのに、ものすごく病弱な主人公。発作でしょっちゅう倒れて寝込むし、そのせいでいろんな悪影響出て筋書き通り進まなかったりで、
でもこの病気はドラマの大前提だから、蘇哲の回復をひたすら祈りながら視聴する私。倒れてもとりあえず復活はするけど、その度に確実に弱っていく様が見ていてとても辛かった。
弱弱蘇哲の周りのサポート隊が素晴らしく、頼もしい。いち早く蘇哲が林殊だってことに気付いたかつての許婚の穆霓凰や旧友の将軍・蒙摯、江左盟の補佐たち、護衛の飛流も、使命よりも体のことを一番に考えて真剣に心配して陰に日向に守ってくれる。
公式HPより
靖王・景琰だけが蘇哲が林殊だということにずっと気付かない。四角四面で頑なだし、感情論で動かない人だからアレ?と思っても自分の中で打ち消してしまうんよね。でも景琰が知らないでいることが大事だったからなぁ、可哀そうだったけどしょうがないんだよねぇ。
無意識に景琰の剣を勝手に抜いて地図を刺し示し、戦略を立て始める蘇哲に驚く景琰。。それでも気付かないのよ〜、もどかしいっ
どんな細かいことも林殊のことならなんでも覚えてる景琰に萌える。。
ようやく正体が分かった時の慟哭がね・・。蘇哲にじゃなく、気付かなかった自分を責めるのよ・・。飛んで行って慰めたくなりました![]()
ちなみに若い頃はチャン・ジャーハンが演じてました!カワイイ~
彼ら以外でも、それぞれのキャラクターの肉付けがしっかりしてるから、なぜそうしたかこれからどうするのか、ってのがちゃんと理解できるし腑に落ちる。そしてそのキャラたちにそれぞれちゃんとがっつり見せ場があるの。ヒールたちにもスポットライトが輝いて、だからこそリアリティが感じられる。その丁寧な作り方がとても良い。
上のお三方が皇帝・第五皇子、皇太子
下がラスボス夏江・中ボス謝玉、女スパイの般弱 こいつもっと懲らしめて欲しかった
もっと魅力あるキャラたちたくさんいますけど、キリがないんで割愛。。。
あ、でもこの人。
靖王の生母、静妃。物静かで皇后や貴妃たちからどんなに攻撃されても反撃せずで、そのいなし方・すかし方が見事。心の中で6秒数えてるんかしら。
相手を貶めず、保身も出来て、隠し事は徹底的に、不測の事態が起こっても取り乱さず落ち着き払える。いろいろドラマ見てきたけど、ここまでの賢妃って初めてかも。
コミュニケーション能力が非常に高くて、どんな事柄に対しても相手を不快にさせたり不安にさせたりしないように出来る、柔軟で聡明な女性でした。完璧で尊敬しかない。
緻密なストーリーと絶妙な演出
こっからめっちゃネタバレね。
54話あるけど、おおまかにいって
①皇太子と第五皇子(誉王)、中ボス謝玉を倒す
②靖王・景琰を皇太子にする
③夏江率いる懸鏡司(王専用の諜報部)の闇を暴く
③赤焔事案の真相究明
これが大筋。どれも見応えたっぷり、中だるみなし!複雑に絡んだエピソードと多数のキャラクターを分かりやすく見せるストーリー運びが素晴らしい。あれだけ長い話数なのに大事なところは忘れないでいれたし、全然迷子になりませんでした。ドラマティック過ぎず、派手過ぎず、捻り過ぎず、丁度いい塩梅の演出。
結局のところ、皇帝にもっと度量と余裕と勇気があれば奸計に嵌まらず、実の息子も優秀な人材も、7万という大軍を失うこともなかったのに。
このあとも絶えずいろんな国から攻められるのはこの皇帝によって国力(兵力)が下がったと見透かされてるからでは?? 誉王の反乱でさらに兵士激減してたし、このエピはめちゃ腹立った。
物語はとても唐突に終わるので(華ドラ史劇あるあるらしい)、このあと皇帝自身がどうなったか、景琰がいつごろ皇帝に即位したとかは出て来ない。
蘇哲は戦火の北国に赴きそのまま病死した、という解釈だろうな。「林殊」として親友のために出来る限りのことをしたかったんだろうし、自分の能力を最大限使い切って逝きたかったってのもあったろうし、別れのシーンはいろいろ思って泣けた。
大円団を迎えて笑顔で終わりじゃなく、ピリっとしたエンディングでした・・。
蘇哲が亡くなり、時は経って、皇帝となった靖王は新しい軍隊の名前を付ける。
親友をいつまでも心に留めて大切に想う景琰。ずっと見守っていてほしいと願ったけどかなわなかった想いがこもった名前。
演じたワン・カイさん、素晴らしかったわ。心許せる友といる時、母親といる時、怒りに震えてる時、動きは少ないけど感情がとても伝わって来て、誇り高い皇子というキャラが本当に似合ってたしカッコよかった。元がイケメンなのにさらに3割増しだったわ。
「FLIGHT TO YOU」というドラマで鬼教官役で出てるらしい。スチュワーデス物語みたいなやつ?ラブストーリーなのかしら、気になるな。
彼の部下役の戦英、たしかにあの人だったー、「働く女子流ワタシ探し」の女主の弟。出番多かった!ええ役でした。
このドラマ、ラブ部分はほんの少し!キスシーンすらありませんでした。なんせ病弱主人公なんで無理は禁物だし。景琰との隠れブロマンスの方が見応えあったわ。
私の中の中国史劇のランキング、このドラマで変わって、暫定1位に躍り出た。好きなラブストーリーじゃないのにここまで面白くて惹きつけられたのすごすぎる。








