いつのまにか見たいものリストに入ってた台湾ドラマの「最後の雨が降るとき」を視聴開始。
ひとことで言うなら「難解過ぎる!」なんだけど、見たそばからジワジワ来るし目が離せないドラマでした。
以下ネタバレなしのあらすじです~
登場人物とざっくりあらすじ
創造神(カカラヤン)はあらゆる自然界のものや動物などを人間のために創造し、人間はそれらを神霊(カワス)と呼んでその恩恵に預かっていた。しかし豊かな生活になると人間はそれらの恩恵を当たり前のものとして感謝を忘れ美しい環境を破壊するようになった。
それを悲しんだ創造神はすべての神霊を人間界から撤退させ世界を終わらせる計画を立てる。代行者として選ばれたのは雨神(オラド 演:フー・モンボー)。
しかしオラドの心には謝天娣(シエ・ティエンディ 演:ジョアンヌ・ツァン)という一人の大切な女性がいた。幼少期から守護神として彼女を見守りいつしか愛するようになったオラド。
オラドが人間界に最後の雨を降らせるその日に命を終える運命のティエンディ。
ティエンディの祖母は神霊の依り代である祭司を務め、ティエンディ自身も信心深い人物。子供のころから寄り添ってくれていたオラドを次第に愛するようになっていくが、世界滅亡や自分の死を当然受け入れられずなんとか未来を変えようと奔走するが・・・。
ティエンディの命を助けたいオラド、オラドを想う雲神(トエム 演:アリス・クー)は何度も執拗にティエンディの命を狙う。
仲間のはずの風神(ファリ 演:ジョゼフ・チェン)はなんだか怪しさ満点・・。
神さまってイケメン多いね。
ざっくり感想
・・・エー、ついてきてますか??
解らん世界よねぇ、私もいまだに全部を理解したとは言い難い。ファンタジー全開の内容だけどキラキラ系ではなく派手な演出やCGなんかはなくて、「質実剛健」みたいなイメージ。そこが非常に好みだった。
この世界を造った神様が、世界をダメにした人間に失望し、滅亡させてやろうという設定は分らんでもない、そしてその結末は「なんだかんだあったがそれでも人は生きて行く」みたいなニュアンスで締めるんだろうと想像するのも難くない。(まさか本当に人類が滅亡するドラマなわけがないから)
でも、このドラマはそんな単純なものではなかった・・・。そこが難解たるゆえん。あの「記憶の櫛」がさらに難解にさせたのよねぇ。(ハリポタの逆転時計しかり、この手のものはストーリーをなんとでも変えれる万能アイテムだから・・。)
一度見ただけでは理解が追い付かない、どこからが計画でどこが予定外で想定外で、創造神の心や思惑を見透かしたものは結局誰一人としていなくて、悪人すら愛しく思えてくる本当に不思議なドラマだった。
でも、こんな難しいドラマを完走出来たのも、ひとえに彼のお陰なのよ!
見るたびに全く違う表情を見せてくれたフー・モンボー氏!(私は創造神バージョンがお気に入り、いや人間のときもいい!)
最初は「なんやこのもっさいおっさん」と思って一話見たところでリタイアするつもりだったんだけど、なんか引っかかるものがあって見続けた私にカンパイしたい!
めっちゃカッコいいわけでもないのに、雰囲気がものすごく良くて、優しそうでもあるし怖そうでもあり、冷たそうでもあり、ぼーっとしてるのに時にはセクシーに見えたりもして、当然もっさい時もあるんだけど、出て来ると目が離せん。すごい不思議な俳優さんです、こんな人ハジメテー。
え、台湾のキムタクって呼ばれてんの?なるほどな、見えんこともないか、ちょっとそもそも違う?
1986年生まれなのでこの時は34歳くらい?背も高いんだよ、185センチだって。
こうしてると普通の青年なんだけどなぁ。
どんなときでも俺は君の守護神だ、って真顔で言うし、ほんとに神様だし、呼んだらすぐ来てくれて、もうオチないわけがない。ないったらない。この辺トッケビぽいね。いつもスーツだし。でもトッケビほどポップな感じでもない。トッケビとオラドやったらオラド派!!(きゃー、寝返ったーー)
お、あと忘れてならない特別出演!!!
ぬぁんとあの方出てます!!!
シュー!グァン!!ハン!!!
女主の好きな芸能人として写真とかポスターとかでチラチラ最初の頃登場してたけど、ガッツリ出てきた!!! もう歓喜ですよ!
ポスターが当選して号泣するティエンディ💦
こりゃ嬉しいわな。
アリス・クーさんとの共演が熱い!!(んでこれ海辺ってのが)「時をかける愛」のラストを思い出してしまったではないの。。
セリフもいっぱいあってカメオというより特別出演だったわー、めちゃ興奮しました。
そもそもこのドラマは「時をかける愛」の脚本家と制作チームの作品なのでね、こんな可愛い出演者もいました。
チビ子~ あんま外見変わってないから間を置かずに撮ったんですかね。
U-NEXTで全26話、見放題なので興味ある方ぜひどうぞー。一緒に頭を拗らせましょう♪