どーしたLeon、あんた三国志なんて見てるのっ、と思われた方ご安心ください、ジェンツー絡みですから・・・(どんだけ好きなん)
というわけでU-NEXTにて視聴開始。無課金で全54話を一気に駆け抜けました~
あら、いまNHK BSで再放送中なのですねー、ネタバレ避けた方がいいのかしら?
(いつも構わずバラしてる奴が今更何を言う)
でもこれ、2018(7?)年の作品ですからね、ちょいちょいネタバレ挟んで感想書きます~
史実とは異なる設定になってて、献帝(後漢の最後の皇帝)が双子だったら、という創作史劇です。登場人物は多分全て実在しますが、主人公のみ架空の人物なのでかなり大胆な創作になってました。
三国志って詳しく知らなくて、マンガも映画も見たことなくてゲームですらしたことなくて、知識はNHK人形劇のやつくらい?古
あ、「風紀隴西」は三国志関連だったか、でもあれも創作だからなぁ。
懐かしいなぁ、 動きがカクカクして面白いんよね
ちょいとググれば歴史上どうなっていくのか分かるし、最後の皇帝ということはこのドラマでは後漢が滅びる直前のストーリーなんだと、事前に学習してから見始めました。
普通のフィクションを見る時はネタバレは絶対踏みたくない派ですが、史実に基づいたドラマは先に知っておくほうが面白いと思うのよ。
誰が生き残って誰が殺されるか、誰が跡継ぎになり誰が裏切るのか。分かって見てられる安心感。
もともとタン・ジェンツーを見るために見始めたのですが、彼が演じたのは曹操の息子、曹丕(そうひ)なのでね・・。
やっぱ今より若いわねー でもあんま変わってないかな
三国志の著者である陳寿には、
『短気で器が小さい、不公平で誠意のない、寡徳、明君とは程遠かった』by wiki
とバッサリ斬られていた きっとほんとにそうだったのでしょう、ドラマでもカッコイイところはほぼなくて、そのクズっぷりをジェンツーがどう表現するか注目しましたが、
ほんまにクズだったわーー、もう全然カッコいくない!!可愛くもないし、ギャーでしたわ
最初はまだマトモだったのに、どんどん闇落ちしていくジェン様を見守り続けました、わーん
双子の兄である献帝が病死したことで、兄の存在を知らずに生きてきた双子の片割れの劉平(楊平)が成りすましを迫られるところから物語はスタートします。
兄の献帝は自分の寿命が分かってて、死後のことを細かに指示して亡くなります。
容姿端麗で皇帝役がよく似合ってました 正統派美男子って感じね
史実では曹操に出仕し、後にかなりの出世を果たす司馬懿(しばい)が、劉平の幼少期からの兄貴分という大胆な創作にびっくり、その上、献帝の異母兄の妃だった唐瑛と恋仲になるという二度びっくり、ええんか、そんな仰天設定💦
それまで自由気ままに生きてきた劉平が突然皇帝に据えられて右も左も分からず、それでも漢王朝存続のために彼を懸命に支える皇后と側近たち。次第に芽生える皇后への深い愛情や王族として生まれた使命感や責任感を自覚し、どんどん本物の皇帝らしく成長していく様は見応えありました。
司馬懿のキャラもよかったわね、ちょっとハ・ソクジンみがあってね。
めっちゃ頭のキレる参謀さんでした。劉平のためなら命をも懸けるブロマンスぶり。
曹操の軍師・郭嘉(かくか)も相当優秀で、智謀に長ける人物。その名をとどろかせていた郭嘉と初対面した時の劉平の反応が面白すぎた、まるで一目惚れだよ。
(どーせ傀儡だろー)陛下、ハジメマシテー・・・
・・・ガビーン
やばい、めっちゃタイプ・・・って絶対思ってたで
頭がキレて洞察力のある年上男性に滅法弱い劉平。曹操と綱渡りの関係が続く中で郭嘉も劉平を本物の皇帝だと次第に認めるようになっていきます。(ブロマンス第二章)
「三国志」ではありますが、劉備や関羽、諸葛亮などは名前だけしか出てきません。ストーリーの軸は「劉平が名実ともに本物の皇帝になっていく過程と、人民のために後漢の運命をどうするのか」というものなので。
ラストがこのタイプのドラマにしてはとても平和的で、これでええんかと思いましたが、主人公は「存在しない皇帝・劉平」だからな、いいんだろうきっと。
ドラマ見終わってもう一度ウィキとかで調べると結構残酷な真実があったりで、あらまぁとショックだけれども、ちょびっとドラマ見たくらいじゃ語れませんわな。
中国の方々は自国の歴史を学ぶの大変だろうけど面白いだろうなぁと思ったわ、この頃の日本って弥生時代とかですってよ、それにもびっくり。
52話と長いですが(NHK版は全33話なの?どこをカットしてるの?モッタイナイ)、面白かったですよー ノーカット版でぜひどうぞ。アマプラにもHuluにもあります。
あれ、本物の献帝の弔いはどーなったんだ?