悪夢のような幻覚から目が覚めたチァンシュェン。
彼にはジンを殺す動機があったけども実行に移さなかった。今回の事件を起こしたのは別の誰かだったけど、別の機会がもしあったらそれはチァンシュェンにもなり得る・・。
おじいはこうでもしないと孫が気付けないとおもったのかな
とにかく、幻覚でほんとによかったよ・・・。
吐き出す場所がなく追い詰められた恐ろしい状況を体験して何か意識は変わったのでしょうか・・・
とりあえずは真犯人を挙げないと、だけど。
まぁ、この女なんだけど。
シンユエの計略はあくまでシャオヤオ殺害だったけどホウとイーインがそれぞれ予想外の動きをしたせいで二人は死に、ジンは生死不明になってしまった。
王妃となって一族が安泰になったのに、王にこのことがバレたら無事じゃすまない。
だけどシンユエは、今となっては死人に口なしだから黒幕は私だと分からない、とフォンロンに言う。
バカだなこの人は。。チァンシュェンがシャオヤオ絡みでそんな甘い結論に持ってくほどポンコツだと思ってるのかしら
フォンロンはこのことを陛下には内緒にすると。。妹の浅はかさにがっくりする。
幻覚から覚めてシャオヤオに会ったチァンシュェン。
ジンは必ずわたしのところに帰って来てくれる。だから彼の事が大事だし、生きていると信じて待つ、と決意を語るヤオ。チァンシュェンもジンを捜索することを最優先させる。
「今回の事は俺が悪い、俺のせいだ」とヤオに言う。
そーだな、そうとも言える。チァンシュェンはシンユエを何十年も蔑ろにし続け愛情を向けて来なかった。
チァンシュェンはシンユエを訪ねる。
口を開かない夫に「わたしがなにかしましたか?」と聞く・・。
事件の事を問い質すチァンシュェンは、シンユエの真のターゲットがヤオだったことに気付く。
そしたら、ばしぃッ
容赦なく張り倒されるシンユエ。
そしたらなんと逆切れする。
チェンロン家とチーシュイ家の娘を害したり離婚したりは絶対に出来ないから、シンユエには何も実権がない名ばかりの女王にしてやる、と・・。
飾り物の女王となったシンユエ・・。兄フォンロンにも見放されたし、終わったな・・。
チァンシュェンは直属の部下を呼んで会議。ホンジャンが投降を拒否している以上、攻め込む必要があると。だけど反乱軍には1000年に一度と言われる逸材のシャンリウがいる。
フォンロンは父の反対を押し切り自分が軍を率いると願い出る。
父は息子を呼びつけ叱るが、フォンロンは妹シンユエの先の企みを父に話す。名誉の為ではない、ジンと陛下を失望させてしまった。でも妹を見捨てることは出来ないから自分が出兵して成果を上げてシンユエを許してほしいと願いたいだけ、と涙ながらに語る。
いやぁぁー、何このフラグ
おじいはシャオヤオにチェンロン軍の残党とついに戦争が始まる事を伝える。シャンリウと親しいと知っているおじい。
シャオヤオにももうどうすることも出来ない。戦争は止められない。
シャオヤオは清水鎮でどう暮らしていたか、初めておじいに語り始める。小さい診療所で大家族を養い楽しく暮らしていた。ある日浮浪者を拾って看病し、シーチーと名付けたが彼は実はトゥシャン家の次男ジンだった。
二人の弟たちの結婚資金のため、薬草を採りにチェンロン軍の陣地に入ってしまいそこで初めてシャンリウに出会った。スパイと間違われて鞭打ちの刑にされたりした。
ひど こんなドS時代もあったわね
シャンリウを毒殺しようと思って毒を試作し始めた。飲んでみ、って軽くシーチーに渡したら何の疑いもなく飲んで意識を失ったこともあった。
シャオヤオがおじいに話してる頃、シャンリウももうすでに誰もいなくなった回春堂に来ていた。つながってるだけある
シャンリウにとってもここはとても思い出深い場所。
よくこの長イスにだらしなく座ってたっけなぁ・・
おい、蛇さん、センチメンタルなことはやめてくれ・・・
ある日ケガしたシャンリウがわたしの部屋にやって来た。動けないのをいいことに、炭で顔にたくさん目を描いてやったの。
目は全部で七つ。彼の目と合わせて九つになった。
ものすごく睨まれたけど、ふしぎだけど、彼にわたしを殺す意思は感じられなかった。
さすがにしょっちゅう吸血されてたとは言えんシャオヤオ。
シャオヤオの胸が思い出で苦しくなる。
当然シャンリウの胸も苦しくなる・・・
離れてても心はひとつ・・。
この痛みはシャオヤオが自分の事を考えてる痛みだと分かっているのかな。。
シャンリウは子供のように体を丸めて横になる。まるでシャオヤオとの思い出を抱えているよう・・。
今度の戦いはチェンロン軍としてきっと最後の戦いとなるわけで、シャンリウは覚悟を決めなくちゃならんのね。殺さなかったら殺されるから・・。こうやって過去にお別れしに来てるんだわ・・。
本格的にシーヤン軍とチェンロン残党軍の戦争が始まった。天才軍師の采配でどんどん追い込まれて行くフォンロン将軍。
フォンロンのメンタルが心配過ぎるチァンシュェンは、シャオヤオと清水鎮に向かうことに。
おじいも許可する。
そのころシャンリウは矢に自分の血を塗っていた・・。
げっ、この人もともと毒蛇だし、さらにヤオの長年の毒薬のせいで血なんて猛毒になってるはず・・、チァンシュェンをついに殺すの!?
マオチゥに乗って現れたシャンリウ。
射たのはチァンシュェンに向かって、でも
フォンロンが身を挺して庇う!!!
フォンロン!!
この矢は当たったらヤバいやつなのに!!
シャンリウは涼しい顔でまたも狙いを定めるけど、
護衛が増えて断念、まぁいっか、って感じで去って行く。
・・ちょとまって、
この人なんでこんなに弓が似合うの!?
佳境に入ってなお、私を魅了し続けるシャンリウ様であった。
チァンシュェンはそんなシャン様の魅力に全く気付かず(そりゃそーだろ)、「ぜってー殺す!!」と空に向かって絶叫。茶化さないと辛くて書き続けられない
フォンロンは妹をどうか許してほしいと命乞いをする。
シャオヤオはジン殺害の真相をここでようやく知るのね、黒幕がシンユエだったことを。
チァンシュェンはフォンロンに並々ならぬ恩がある。王は友人も持てず孤独であるものだが、心の奥底では君を親友だと思っていた、と語りかける。
今の立場になれたのも彼の忠義があったから。ショックなシャオヤオを見るも、シンユエを尊敬される女王として扱い一生守ると誓う。
フォンロンの置き土産はこれだけじゃなくて。あのころ、シーヤンを攻めるのではなく中原を平定しようと提案したのは実はジンだった、氏族たちに掛け合って事がスムーズに行くようにしたのもジン。私が功績を奪ったんだ、と告白。
これにはチァンシュェンも驚く。
全身に毒が回って息絶えるフォンロン。
フォンロンの死、可哀そうだったし壮絶だった。いいとこの坊ちゃんで明るくて優しくて性格が良くて、何もしなくても安泰な人生だったけど、チァンシュェンに出会って希望を見出した。キャストの中で一番良いキャラだったのでは。
チァンシュェンの居場所がバレた原因は自分にあるとようやく気付いたシャオヤオは川辺でシャンリウを呼び出して弓で射る。シャンリウは避けず、矢は胸に刺さる。テメーなんてことすんだ
「私は知っての通り九命の妖怪だから一本くらいの矢では死なない、もっと打ってみたらどうだ?」と挑発。シャオヤオも弓を構えるけど結局断念。
シャオヤオは帰ろうとするけど、シャンリウは「今までの借りを返せ」と迫る。いろいろしてやったことがあるだろ、と。
確かに。あり過ぎる
何が欲しいの?
お前の血だよ。
シャン様、顔が怖いわー、冷たいわー
シャンリウが出した真っ白い蓮の花に自分の血を注ぐシャオヤオ。出来るだけ多く注いで、そしたら兵たちに与えられるし、と氷のような一言。
シャオヤオは「あなたは人々が言うような冷酷無慈悲な妖怪じゃないと信じてたけど、やっぱりそうなのね」と言う。。。
冷血の妖怪として生まれたんだ、
そんなことも知らないお前がバカなだけだ、と、とことん冷たい。
「今夜以降、わたしたちは他人よ。生涯二度と会いたくないわ」
シャオヤオは歩き出したけど貧血で倒れる、シャンリウは急いで彼女を受け止める。
手首に出来た深い傷に口づけして癒すシャンリウ。
シャンリウの目から涙が溢れて止まらず。。
意識のないシャオヤオを泣きながら抱きしめる。
シャオヤオをわざと怒らせ突き放す、シャンリウの選んだこの別離方法、これしかなかったのかなぁと思うと・・・
シャオヤオが目覚めるとそこは空を翔ける馬の輿の中だった。
姉を労わるアーニャン。
フォンロン将軍の代わりにルーショウが軍を率いることになったの、あなたは具合が悪いし連れて帰ることにしたのよ、と。薬を飲みまた眠ってしまうシャオヤオ。
でも、アーニャンはシャンリウに頼まれて玉山にシャオヤオを連れて来たの。
昔々にしたアーニャンとの約束があって、これでチャラとなったんだけど。
(あの、王姫お披露目会のあと、アーニャンがシャオヤオを痛めつけるのをシャンリウが手伝った)
玉山の湖面に貝殻ハウスを出現させてシャオヤオを寝かす。
シャオヤオの鏡を取り出し見てみると、自分の過去の姿があった。笑顔になるシャンリウ。
しばし眺めた後、シャンリウは中身を全て消しシャオヤオに返す。
そして自分の胸に手を当て蟲を活性化させると、
同時にシャオヤオの蟲も反応。
バカだなお前は。
よくもまぁ私に情蟲(恋愛の蟲)を植え付けたもんだ。この蟲は取り除くことは出来ないんだぞ。
(チァン)シュェンから私に移せたのは彼の意思で蟲を取り込んだ訳じゃないからだ。お前だってそういうつもりでやってなかったし。
でも私は自分の意思でお前にそうさせた。
ほんとに蟲は除去できない、嘘はついてない。でも・・・
殺すことは出来る。私を責めるなよ、お前は除去の方法しか聞かなかったから答えなかっただけ。
シャンリウはシャオヤオと手を合わせ、自分の心臓を刺して傷つける。
八個・・。
シャンリウは自分の二つの命と引き換えに蟲を殺したのだった。
そうっとシャオヤオを寝かせる。
シャンリウは王母に頼む。「シャオヤオは私に二度と会いたくないと言っていた、だから」「私が蟲を除去したことにしましょう、このことはシャオヤオにも黙っていましょう」、と王母は理解した様子。
アーニャンは「どうして自分に関することなのに知らせないの?」って聞くけど、「私たちはそういう運命にない。借りがあったり思い出があったりしないほうがいいんだ」とシャンリウは答える。
アーニャンはこの言葉でシャンリウの本心を理解したみたい。このことを決して明かさないと誓う。
この人の「ありがとう」は値千金だな、初めて聞いたかも??
この人とアーニャンの関係って不思議だったわ、こうやって素顔も見せてるし・・。アーニャンも成長したわ、感情的になって自分の気持ちをぶつけたりしなくなった。
命を二つも失ってフラフラのシャンリウは眠っているシャオヤオを少しだけ見つめて、マオチゥに乗って飛び去った。
もう会えないのか?この二人。。。
最終回のレビューは次回だな。