いまさら、って感じですけど見た感想をちょこっとあげます~
2020年に配信されてからちょこちょこ見ていたんだけど、最近シーズン3が全話配信されたので見てみることに。だいぶ話を忘れてるところもあったけどなんとか追いついた。
かんたんあらすじ
19世紀初頭のロンドンの上流社会が舞台。名門ブリジャートン家の家督を継ぐ長男アンソニー(ジョナサン・ベイリー)を始め、8人きょうだいたちの恋模様が主に描かれます。
原作はジュリア・クインの『ブリジャートン シリーズ』。
豪華な邸宅のブリ家。ここに母と8人の子供が同居しています。
シーズン1は主となるのはアンソニーではなくて、長女のダフネ(フィービー・ディネヴァー)。彼女が社交界にデビューし、ある男性と契約恋愛するところから始まります。
ま、契約恋愛なんてドラマじゃ本気になるに決まってんだけど
社交界デビューとは言っても実際は婚活の始まりなので、その年にデビューした女性たちは条件がより良い男性を求めて静かなるバトルを繰り広げて行きます。ダフネは結婚にはとても消極的ですが母親も周りもそれを許しません。そこで、同じく結婚する意志のない男性とたまたま知り合ったダフネは契約恋愛を持ち掛けます。
でも、そもそもこの頃の貴族の女性なんて箱入り娘もいいとこで。男性たちは自由奔放に女遊びをしてるけど女性はそうはいかず、ダフネもそれまで恋愛したことがありませんでした。結婚回避のためうまく母たちを出し抜いてる内にだんだんと相手に本気になっていきます もう王道です。
シーズン1はこのダフネと公爵サイモン(レゲ=ジャン・ペイジ)の恋物語がメイン。少女が女性に花開く過程を丁寧に華麗に、そしてかなり官能的に描いていきます。微エロどころではありません、ガツエロです ←こんな顔になります サイモンのセクシーさが画面からダダ洩れしております。
そしていつしかこの華麗な上流階級の女性たちの私生活を赤裸々に綴ったゴシップコラムが流布されるようになります。その詳細ぶりに筆者は同じく貴族の誰かであろうと、王妃を始め皆が予測しますが謎に包まれたまま。レディ・ホイッスルダウンと名乗るこの人物の正体はシーズン1の終わりで明かされます。(レディ・ホイッスルダウンの声兼ドラマのナレーターを務めるのは名優ジュリー・アンドリュース。貫禄が漂う)
「こんな醜聞、酷いわっ」と言いつつ毎日が退屈な女性たちはそのコラムの新聞を毎回買い漁る
多様性のあるキャスティング
このドラマの大きな特徴として出演者の多様性があるかと思います。当時の社交界ではあり得なかったアフリカ系・インド系・アジア系の人物が王族や貴族としてキャスティングされています。配信当初は批判もあったらしいですが、配信されるやいなや世界中で一番視聴されたNETFLIXドラマになりました。
シャーロット王妃役のゴルダ・ロシューベル。実在のシャーロット王妃が複数の人種の血を引く人物という歴史的推測に基づいた配役、らしい。
それよりこの人のモリモリの髪型がいつも気になる 顔の三倍の長さはあるぞ。
シーズン2はこの方たちが主人公。
家長のアンソニーが新たに出会ったのはインドからやって来たシャルマ姉妹。妹(右の子)との縁談だったのに左の姉に恋してしまうお話。S2はエロは少な目、抑え気味。男性に付き従うお嬢様系の妹と違って自分の意思とプライドを持つ、つよつよ女子の姉に惹かれるアンソニー。
S3の主人公たちはこの二人。
アンソニーが落ち着き、次はブリジャートン家の三男コリン(ルーク・ニュートン)と、ブリ家のお隣に住み、次女エロイーズの親友でもあるペネロペ(ニコラ・コクラン)のお話。二人は仲の良い友人同士ですがペネロペはコリンに長年片思いをしています。自分の容姿に引け目を感じるペネロペと、そんな彼女の気も知らず彼女の婚活を手伝うコリンの恋模様がメインです。
ペネロペはある意味このドラマのキーパーソン。恋に消極的なところと、自分の信念に貪欲なところが魅力的な、二面性を併せ持つキャラクターです。
シーズン1から3まで各8話構成になっててサクサク見れます。時間溶けます。エロ目的も良し、華やかな貴族の暮らしや女性たちのファッションを見るのも良し、おすすめしたいドラマです 見るときはひとりが良いかと思います