今、9話まで配信されてますが、タイムトラベルものですぐ迷子になり「アレっ?」となるのでちょっと最初からまた見直してレビューしてみたいと思います。

 

 

え、ウソクを愛でたいだけだろって??

 

 

ちっ、バレたか・・・・おねがい

 

 

ではれっつどん♪

 

 

 始まりは2009年7月の病院から・・・

 

世間が皆既日食に沸く中ぼんやりと窓の外を眺めている入院中の若い女性。彼女の足はもう二度と動くことはない・・・。

 

 

とあるラジオ放送局には二か月前にデビューしたばかりの新人アイドルグループ「Eclipse(日食/月食という意味を持つ)」が訪れていた。

 

リスナーに対して彼らの認知度を計る、アポなし電話をかけるコーナーが設けられていて、メンバーの一人ソンジェはある番号に電話をかける。つながったのは冒頭の入院中の女性、イム・ソルだった。

 

突然の電話に驚くソル。ソンジェは自分の名前を名乗り自分の事が分かるかどうか聞くが、ソルは知る由もない。MCの女性は電話を切ろうとするソルに、記念に運動靴のプレゼントを差し上げます!と明るく言うが、ソルはその言葉にブチ切れる。

 

「何かくれるのなら私の足を治して!」と。

 

静まり返るラジオブース。ソンジェも言葉が出ない。

 

ソルは「世の中には天気が良くて生きるのが辛い人もいるのよ!」と続ける。

 

ソンジェは電話を切りそうな彼女を遮り「それでも生きていてくれてありがとう。今日は天気がいいから生きて。明日は雨みたいだけど、雨が止むまでは生きて。そうしていればいつか生きたいと思える日が来るかも」と彼女に語り掛ける。

 

 

ご、号泣・・・・。初見だと、気のいいあんちゃんだね、優しいなあ、くらいにしか思ってなかったけど、今二回目見てるとこのシーンだけでも泣けるわ。

 

 

このソンジェの温かい言葉でまた生きようと立ち直るソル。

 

 

 そして2022年が終わろうとするその時・・・

 

時は一気に過ぎて2022年の年末。

 

相変わらず足はそのままで車いすの生活だけど、アイドル・ソンジェを推すソルの顔は明るい。大みそかの今日は5年ぶりのコンサートの日。会場で今か今かと入場時間を待つソルに一本の電話が入る。それは希望する映画会社の最終面接を今から受けれないか、という電話だった。ほぼ決まりかけと聞いて急いで会場を後にするソルだったが、その会社はバリアフリーではなく車いすで仕事は無理だと言うことが分かる。

 

 

おい、今更かよ・・。ソルもちゃんと伝えておかなきゃだぞ。

 

 

で、失意のまま、その会社には縁が無かったと無理やり元気を出して、またコンサート会場に向かうがその途中でコンサートチケットを失くす。

 

 

んあーーー! チケットをかばんにそのまま入れとくからそうなるのよ!!大事な5年ぶりのコンサートチケットなのに!

 

 

当然中には入れず。会場の外に漏れて来る小さな音を一生懸命聴くソルだった。

アイドルしてるウソクもいいですね~

 

 

そして帰りがけにまたトラブル。手に持ってたケイタイを通行人にぶつかられて落として割れ、予定外の行動をしたからか、電動車いすのバッテリーが切れてしまう。

 

 

この子の不注意さがもう・・・。(これで終わりません。こんなアンビリバボーなどんくさのオンパレードです)

 

 

手押しでなんとか漢江橋までやってくるソル。降りしきる雪の中差し出された黒い傘・・・。相手はなんと推しのソンジェだった!!!

短い会話を交わした二人。

 

 

2回目見るとこのシーンもジーンとくるよね。この頃ソンジェはなんか悩みある風な浮かない顔だった。このコンサートで引退を仄めかしていたし、タイムスリップ前のソンジェの悩みはなんだったんだろう?? うつ病だったのはほんとかしら?

 

 

帰宅して、そしてソンジェの自殺未遂のニュースが流れ、急いで病院に向かう途中ソンジェの時計(オークションで競り落としたやつ)を他人にぶつかって川に落とし(また・・・)拾いに行ったら時計が光る。ソンジェの鼓動が止まった1月1日0時のことだった・・。

 

 

 

 目を開けたらそこは2006年の世界!

 

高校生の頃にタイムスリップしたソル!

 

可愛い高校生役のヘユンちゃん爆誕ルンルン

 

これは夢の中にいると考えたソルは一目散にソンジェのもとへ急ぐ。

 

 

生きてるソンジェに会えた喜びのあまり周囲も気にせず抱きつくソル。

訳が分からないソンジェに、ソルは「辛いことがあったなんて全然知らなくてごめん、愛してる」と伝える。

 

ここで立ってるソルとソンジェを初めて見て身長差で萌えたハート ヘユンちゃんが小さくてウソクが高いからもう抜群なツーショットが出来上がるラブ

 

 

夢だと思い込んでるソルはとりあえず言いたいことをいうんだけど、ソンジェって感情をあんまり表さないクールな子でピンクハート

 

 

最初見た時は「なんだこいつ」とソンジェも(私も)思ってただろうけど、ほんとは違ったんよね・・・。ウソクの表情を見てると感情がこもってるのがよく分かる。

 

そして前髪ありのウソクと無しのウソクでどっちがいいか悩みだしたのもこの時かしら・・・。悩むなよ

 

 

2022年の世界では再開発ですでに無くなっている自宅や、すっかりボケてしまっていた祖母。目の間の元気な祖母の姿を見て夢ではなかったことに気付くソル。交通事故に遭う前でもあり、幸せを噛みしめ涙が止まらない。

 

 

 

翌朝、登校時に雨に濡れるソルに傘を差しだすソンジェに涙が止まらないソル。いたたまれずソルを人目のないところに連れて行く。

 

 

 

この学校がロケに使われるドラマほんとに多いけど、雰囲気最高ですね。

 

ソルはとにかくソンジェに元気で生きていてほしいと、見守ることを決意する。問題はどうやってそばにいるか。

 

 

 

過去に片思いしていたテソンに再会するソル。普段から執拗に自分を追いかけまわし、ついに告白までしたソルの冷めた様子に驚くテソン。

 

ここでテソンに「おもしれー女」認定されたのね。それまで見向きもしなかったくせに。

 

翌朝同じバスに乗って登校するソルとソンジェ。人に揉まれて停留所で降りれなくなったソルのバスを追いかけて止めてくれるソンジェ。

ソルは感動するんだけど、ソンジェは貸した傘を返してもらうためだ、お前のためじゃないとそっけない。

 

ふっ、違うくせにラブ このツンデレめ。

 

 

 ソンジェを守るために奔走するソル

 

校内の掲示板で水泳競技会が開かれることを知ったソル。この大会が肩を故障し引退をするきっかけだと後のインタビューで知っているソルは、大会出場を阻止しようと動く。

 

ソンジェに大会に出たらケガをするから、と説明し始めるとなんと世界が白黒トーンになって静止している。どうやら未来の事を口に出来ない決まりのよう。

 

 

後のインタビューで「水泳を頑張りすぎたと後悔もしたけど、歌手になる運命だったかも?」と笑顔で話していたが、アイドルになったからうつ病を発症しそれが原因であんなことになったと考える。

 

つまり、肩を故障させず水泳を続けられたらアイドルにはならない??

 

 

テソンがまた諍いを起こして怪我をしているのを見かけて、手当てするソル。きちんと学校も卒業しなきゃだしケガも病気もしたらダメだよ、ご両親は心配するよ、と中身が大人のソルは諭す。傾聴するテソン。

 

そんなことを言ってくれる女子はこれまでいなかったと思われ。親身なアドバイスは心にくるよね。

 

ソンジェはソルを送って来たテソンと鉢合わせ。不快感を露わにする。

 

この頃ソルが好きなのはテソンだと知っていたソンジェだもんね、そりゃ嫉妬もする。そしてテソンが好きなはずのソルは毎日自分を付け回してる・・。訳わからんよね。(テソンも訳わからんだろうが)

 

そしてこの時初めてソンジェが自分ちの真ん前に住んでいたことを知るソル。

 

 

その後真夜中に出かけるソンジェを心配のあまり後をつけるソル。ソンジェは学校のプールで自主練をしていた。ソンジェの水着を盗もうとしたチームメイトを見つけ非難するソルだが、ソンジェに見つかりプールに一緒に落ちてしまう。ソルの手に自分の水着があるのを見て、誤解するソンジェ。

 

ソルの意味不明な行動についに怒りをあらわにしたソンジェだが、ソルは真剣に「心配だからこうしてる、夢を見たの、あなたが大会で大怪我をする夢を。だから出ないでほしい」と懇願する。

 

 

腹を立ててソルをプールに置き去りにしたまま帰宅するけど友人から水着泥棒の真犯人はライバルのチームメイトだと聞かされ急いでソルを迎えに行くソンジェ。

 

ソルは降りしきる雨の中、交通事故のトラウマが蘇り横断歩道の真ん中で立ち尽くしていた。すんでのところで助けるソンジェ。

 

 

 

 ドラマに引き込まれる神演出

 

そして回想。

 

引っ越してきた当初、ソルに出会っていたソンジェ。

誤配された荷物を受け取るソル。明るい笑顔に一目ぼれをしたソンジェ・・・。

 

 

この、「実はこうだった・・・」てのがこれからちょいちょいちょい出てきますが、この演出がめっちゃいい!!

 

 

冒頭のソルに抱きつかれた時も

夢なのか??ってびっくりするソンジェ。

 

 

バスのシーンも

ほんとはソルが登校するのを待って付いてきてたし。ソルのこの気付けなさ・・真顔 

 

攻めるときはめちゃ攻めるのに普段は不注意だし無防備なソル。男子はほっとけないんでしょうかね・・・。

 

 

ついソル目線でドラマを見てしまうけど、ソンジェ目線で見てみると切ないし、降って沸いたように目の前にいる大好きな女の子に翻弄される高校生なソンジェの初々しい魅力が詰まってます。ハマります。

 

 

30も軽く超えていきなりタイムスリップして好きだった推しに会えて、ソルはどう思っているのかな。テソンの事は冷静に子供だなーと思ってたけど、あんまり無いんですよね、「この頃のソンジェは可愛いのね」目線が。ウソクより実年齢が5歳若いヘユンちゃんなので、ソンジェの見た目がまるで高校生に見えないのも作用してるのかな。あまり年の差を気にしてないみたい。

 

 

なんにせよ、妄想するにもパワー要ります。推しのアイドルが自分と同世代。高校生にタイムスリップしてみたら彼はご近所さんでその上すでに自分に一目ぼれしてる状況。自分が30過ぎでこのシチュエーションになってたらどう思うのかな・・。

 

 

分らん過ぎて時間が溶ける・・真顔真顔