何を思ったのか、楽天vikiにて目についた「2037」と言う映画を見てしまいました。

 

「このサムネに騙された!」大賞受賞作品 (Leon調べ)

 

 

どうしたらこの2時間の記憶が消えるんだろうと考えたけどそんなはずもなく、仕方なく記録のために少しだけレビューします。

 

 

幸いなことにまだどこにも配信されてないようです。

 

 

あらすじとキャスト

 

 

19歳の少女が強姦され、その後相手を正当防衛で撲殺する。相手死亡のため強制か同意かを判別できず結局殺人罪で収監される。2037という番号を付けられた少女が監獄で出会った囚人たちと支え合いながら傷を癒していくヒューマンストーリーです。

 

 

(よくある)ええ話やないの、と思うでしょう?

 

 

それが全然共感出来ずでして。

 

 

 

これがデビュー作?ホン・イェジ。PRODUCE48出身。

 

 

チョン・ソミンさんは姦通罪で捕まった役 

キム・ミファさんは元教師の死刑囚。ファン・ソクチョンさんは世話好き、

ピンクの服はシン・ウンジョンさん。模範囚。

一番右の子は調べたけどよくわかんなかった、ごめんね。

 

 

 

~「可哀そうな境遇」を作るための無理設定~

 

まず強姦された直後。警察に調書取られる前に病院に連れてもらっていない。つまり本当に強姦されたかどうかも相手の特定も出来ていない。

 

強姦の末の正当防衛なのに、なぜか懲役5年も食らう。誰も少女の味方をする人はいない状況。

 

(とにかく事件発覚から裁判終了までものすごく時間が短い)

 

 

この警察の怠慢というか無理設定は後にレイプ犯の子供を妊娠→中絶の選択肢無しという悲劇を描くためにも必要だったようです。当時は堕胎罪がありましたので。

 

 

 

冒頭のポスターのように、少女には同房の仲間が出来ていきます。妊娠が分かってから仲間たちは少女をより親身に支えます。ジーンとする場面かもしれませんが上記の無理設定を思うとすべてが茶番に思えてきます。映画だから囚人たちの境遇を掘り下げる時間もなく。初っ端から少女を労わるのがウソっぽ過ぎる。

 

 

この少女のためのカウンセラーなどは一切登場しません。簡易保健室みたいなのしかなく、そこでもらった頭痛薬をこっそりためる少女。・・・ためれるほど処方したらダメでしょ・・、刑務所だぞ・・。

 

 

(途中、再審請求が通り刑期が一年になった ←なぜ最初からそれが出来ないの

 

 

結局産むことになって、でも少女は心の準備が出来てなくて陣痛が来ると共にためてた頭痛薬を大量に飲む。意識がないままの分娩・・・で、いきなり時間が飛んでラスト。子供は生まれたっぽい。頑張って生きて行く、みたいなメッセージで本人の姿は見せずにエンドロール。

 

 

何が言いたかったのかな、この映画は。刑務所内で友情のようなものを築いていくヒューマンドラマがやりたいなら納得できる過程が要るだろうに。なんとか修正するだろうと思って最後まで見たのにまるで時間の無駄でした。

 

 

 

おすすめ☆はナシ。 ☆無しは今年は付けまいと思っていたのに・・・チーンもやもやもやもや

 

 

 

このポスターのサムネに要注意、ですよーゲッソリ 見たらダメですよー

 

vikiは配信が鬼早くてその分事前情報が少ないので駄作・良作を見分けるのに一苦労だよ・・・。