結婚して夫の勤め先である他県に来てから友達もいず、仕事もなく、あるのはテレビ(と冷蔵庫とレンジとこたつ)だけだったので、なんの気なしにケーブルTVを見漁る毎日。それまで当然韓ドラの存在は知ってたけど全然見る気もなく。言葉が違うしヨン様ファミリーになんてなりたくない。おばちゃんの仲間入りやんけ!と失礼極まりなく過ごしていたのだけど。
見始めて後悔したねぇ。。他人が勧めるもの、世間で流行ってるものにはとりあえずチェック入れとけ、ってのはそれ以来私のルールブックに記されております。偏見や誤解から素晴らしいものを見落とすことはハッキリ言ってとても不幸なことである。うん。
なんやかんやで私が最初に見たのは「チェオクの剣」。幸か不幸か3大廃人ドラマと言われるこの作品を選んでしまった。もちろんそんなことは露にも思わず何の情報もなく見始めた。キテレツな見たことないワイヤーアクションや変わった髪型の男性陣。よく考えたら時代劇が初っ端ってハードル高いな。結構テンポよく進むけど面白いのかつまらないのか判断つかず9話くらいまで見たとき、突然ドカーンと面白さを感じた。ニブイ。てか、ドラマに対して思うことがいっぱい出てきた。なんであそこでこう言わなかったの!とかあの人あんたの兄さんやで!とかもっとハッキリ自分の気持ちを全員が伝えなさーい!とか。砂金がもったいなーい!とか。設定が時代劇だし身分とかしきたりとかいろいろあって出来ないことと本当にどうしようもないことがあることが、このときは分からなくてただテレビにツッコんでました。感情移入し始めるとドラマにハマッた証拠よね。
ドラマの結末は救いがなくて、廃人とまではいかなくともしばらく落ち込んだな。まいったなー、こんなにドラマに何か言いたいほど思ったことなかったなー、とショック受けました。
まぁそれからはヒマに任せてドラマ三昧。LaLaTVにはほんまお世話になったわ。これが幸せな韓ドラライフの始まりでした。
いまこれ書いててなんで私がイ・ソジンさん特別かって、この出会いがあったからだわー。LaLaTVはイ・ソジンさんのバラエティたくさんやってくれてたしね。あのころ撮りためたDVDはいまも大事に持ってます。