ここ数日、初夏かと思うような暖かい(を通り越して暑い
)
日が続いていますね。
真夏の暑さは苦手ですが、このくらいの暑さなら
気分も明るくなるので大歓迎です。![]()
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さて、先日、こんな記事を見かけました。
育児しながら世界的な研究成果!「米沢富美子」学会の子連れ狼と呼ばれた物理学者の凄い生涯
私、恥ずかしながら「米沢富美子さん」を
知らなかったんです。![]()
どんなにすごい人物か、簡単に挙げると
・5歳で母親から「三角形の内角の和は二直角だ」と
教えられて、数学の面白さに目覚めた
・小学校5年生の時にIQが175あった
・女子の進学率が2.5%という時代に京都大学理学部に進学し、
当時まだあまり研究が進んでいなかった
アモルファスの研究に夢中になる
・修士課程1年(23歳?)の時に同大学出身の夫と結婚する
・結婚からわずか2年後にロンドンに赴任になった夫と
一緒に暮らすために、イギリスにある30の大学に
手紙を出し、その内の1校から入学と奨学金を勝ち取る
・帰国後27歳で長女を出産 その半年後に京都大学
基礎物理学研究所(基研)の助手になる
(因みに夫は家事育児一切やらず
)
・更にその翌年に次女を出産
・更に更にその3年後には東京工業大学理学部助手に採用
と同時に三女を出産 学会には子連れで発表をこなす
・夫のニューヨーク赴任に伴い渡米 イェシヴァ大学
客員研究員となる
・帰国後、京都大学を経て44歳で慶應義塾大学の教授に就任
・しかしその後、子宮筋腫と乳がんを相次いで発症
(当時の5年生存率は0に近かった)
更には夫も病気で亡くす
・2005年 科学の進歩に貢献した科学者に与えられる
ロレアル‐ユネスコ女性科学賞を受賞
・2019年1月 東京都内の自宅で心不全のため80歳で死去
簡単にと書いたのに、一つ一つの項目が凄すぎて![]()
長くなってしまいました。
古い言い方をすれば「モーレツ社員」ならぬ、「モーレツ研究者」
だった訳ですが、この方の凄いのは3人のお子さんの育児と
家事を全て一人でこなしつつ、研究でもものすごい成果を
上げられていたことです。
しかも当時は女性が社会で活躍することは珍しい時代ですし、
本人にしか分からない、たくさんの苦労があったと思います。
にも拘わらず、80歳という、戦前生まれの方にしては
とても長生きだったというところがまた驚きです。
「ス、ストレスや極端に短い睡眠時間って
寿命を縮めるんじゃ無かったかな?
」
それでふと、以前子供が偉人の伝記にハマっていた時に
言っていたことを思い出しました。
・フローレンス・ナイチンゲール(90歳没)
・ヘレン・ケラー(87歳没)
・マザー・テレサ(87歳没)
みんな同じく昔の人(しかも日本人より平均寿命が短い
欧米人)なのに、やはりとても長生きだった訳です。
何となく・・ですが、生き甲斐や使命感、或いは
好奇心を持って且つ、周りの評価をあまり気にせずに
生きていれば食生活や睡眠などの環境に関係なく、
健康でいられるのかなぁと。
正に「マインドフルネス」ってやつですね。![]()