土曜日の和歌山の事件、びっくりしました。
どうしても昨年の安倍元総理の事件を思い出して
暗い気持ちになってしまいます。
犯人は犯行動機について黙秘を続けているようですが、
それにも拘らず、一部のマスコミが早速犯人に同情的な
記事を書いているようです。
現場にいた勇気ある漁師さん達のおかげで大事に
至りませんでしたが、一歩間違えれば岸田総理だけでなく
周りの一般の方も巻き込まれていた可能性が高いのに、
何故卑劣なテロリストを庇うのでしょうか。
まるで「現政権に不満がある国民の代弁者」と
言わんばかりの報道姿勢に良心を疑いたくなります。
「前回のそういった報道が
今回のテロを招いたのではないですか!?」
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とにかく
大事に至らなくて良かった。
普段から「海」という大きな自然を相手に、日々
サバイバルを経験している漁師さんだからこそ
咄嗟に動けたんですね。
私だったら固まってしまって、せいぜいその場から
逃げるのが精一杯(それすら出来ないかも
)だったと
思います。
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さて、そんな殺伐とした気持ちの中、昨日たまたま
出かけた先で目にしたのが、GW中の5月5日に公開予定の
この映画
「銀河鉄道の父」![]()
原作は直木賞受賞作の同タイトルの長編小説で
主演は役所広司さんと菅田将暉さん。
宮沢賢治の父の目を通して見た、賢治と家族の物語です。
私は子供の頃はそれほど読書好きという訳でも無かった
のですが、宮沢賢治の本は何故かとても好きだったんですよね。
本の中でも、所謂「文学」というジャンルのものは特に
興味が無くて、夏休みの宿題で出される読書感想文は
一応推薦図書(「車輪の下」とか「罪と罰」とか)の中から
選んで読み始めるものの、つまらなくて途中で投げ出し、
最終的にはあとがきだけ読んで感想文を提出したことも
何度かあります ![]()
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でも宮沢賢治の本は、特にどきどきしたりわくわくしたり
するようなジャンルの本では無いにも拘わらず、何となく
読み進めることが出来て、その美しいような物悲しいような
雰囲気が今でも心に残っています。
何でしょうね。情景が思い浮かぶと言うのでしょうか。
所謂「文学」という作品は、自分の心の葛藤や社会の不条理
などを描いた作品が多いような気がするのですが、
賢治の作品は自然や風景、そこに生活する人々といった
ありふれたもの
むかしからあるもの
を、独特の感性で表現している作品が多い気がします。
「銀河鉄道の父」、是非観に行ってみたいです。![]()