昨日、タイの調味料を紹介しましたが、ふと思い出したことが
ありまして。
タイ料理と言えば”激辛”
ってイメージがありますよね?
TVでも”大食い”と”激辛”をセットにした番組なんかをよく
見かけます。
私自身はタイ料理は好きですし、ちょっと辛いのも好きな方ですが、
あまりにも辛いのは得意では無くて・・・。
なのですが、タイ在住中はせっかくなのでタイ料理を作ったりも
していたのですが、その中でも「トムカーガイ」という料理を
作った時のことです。
「トムカーガイ」
※画像お借りしました (Wikipediaより)
タイ料理と言えばオレンジ色のスープ「トムヤムクン」
の方がメジャーだと思いますが、同じココナッツベースの辛い
スープで白い色をした「トムカーガイ」というスープが
あるのです。
以下、Wikipediaより抜粋
タイのトムカーガイでは通常ココナッツミルク、ナムプラー、シャロット、
鶏肉、ガランガル(生姜の一種)、バイマックルート(コブミカンの葉)、
レモングラス、プリックキーヌゥ(トウガラシの一種)、パクチー
(あるいはイノンド)、フクロタケ(あるいはシイタケなど)、マナオ果汁が
用いられる。仕上げに揚げたトウガラシが加えられることもある。
~抜粋ここまで~
この中にある、「プリッキーヌ」というタイの唐辛子。
激辛の番組を見たことがある方にはおなじみの食材かと思います。
このプリッキーヌ、名前は可愛いし、見た目は普通の唐辛子よりも
小さくて一見そんなに辛そうに見えないのですが・・・。
激辛
なんです!!![]()
最初に書いた通り、私はあまり辛いものは得意では無いので、
料理に使う時には最小限の量にしたいと考えました。
(これが大惨事の元だったのですが
)
レシピには「プリッキーヌ1個を丸ごとスープに入れる」と
書いてあったのですが、唐辛子は種が辛いので、私はわざわざ
プリッキーヌを包丁で縦に切って、中の種を”指で”取り除きました。
触れた瞬間は特に何も感じなかったのですが、しばらくすると
じんじんじんじんじんじんじーん!!!
![]()
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「え・・・ナニコレ?」
「指がめっちゃ痛い!」
「もしかして、さっきのプリッキーヌ?」
「いやいや、中の種をささっと取り除くのにチョンっと触れただけだけど?」
プチパニック状態でした。
「と、とりあえず水で洗い流そう」
ジャー![]()
後で知ったのですが、コレ、やったらあかんヤツだったみたいです。
辛味の成分であるカプサイシンは水には溶けないので、水で洗うと
どんどん拡散されて危険なんだそうです。
がしかし、時既に遅し・・・。
料理を仕上げている間にもどんどん痛くなってくる。![]()
とりあえず夕食は食べて(不思議と、料理の方は普通に食べられました)、
子供をお風呂に入れて・・と、シャワーを捻ると
いたたたたたたたー!!![]()
何と言うことでしょう![]()
少し熱いくらいのお湯が指に触れるとものすごい激痛が。
それでも何とか痛くない方の手で子供の頭を洗って、お風呂を済ませ
とりあえずその日のルーチンが一段落したので、急いでネットで
検索しましたよ。
「プリッキーヌ 指 痛い」
「プリッキーヌ 指についたら」
「唐辛子 痛い 対策」
・・等々
その中で分かったことが
・辛味の強い唐辛子は素手で包丁で切ってはいけない
・皮膚についてしまった場合は水で流してはいけない
・食用の油をしみこませた布等で拭き取ると良い
・焼酎をしみこませた布等で拭き取ると良い
などが書いてありました。
まずは「油で拭き取る」を試してみたけど効果無し。
キッチンを見渡すと目に留まったのが夫愛飲の日本の焼酎。
一瞬、「焼酎で拭き取る」を試してみようかと思いましたが、
貴重な日本の焼酎(タイでは手に入らない物。一時帰国の時に
買って持って帰って来た超貴重な品物)を、夫が大事に大事に
毎晩少しづつ飲んでいる姿が頭をよぎったので、
やめておきました。![]()
この時点で事故発生(プリッキーヌに触れて)から1~2時間
経過していましたが、指の痛みは治まるどころか、
常に保冷剤で冷やしていないとじっとしていられない程の激痛に![]()
病院に行こうかとも考えましたが(実際、行く人もいるとか)
ダメ元で試したのが
ロキソニンを飲む
でした。
これがなんとなんと、効果てきめん!!![]()
20~30分ほどで完全に痛みが引いたのでした。
夜中に痛み止めが切れてまた痛くなったらどうしよう!?
とも考えましたが、結局その後痛くなることも無く、
一晩ぐっすり眠ることが出来ました。
こちらがその
「プリッキーヌさん」
※画像お借りしました。
こんなに小さくて人畜無害そうな顔(?)をして、
とんでもないヤツだ・・。

