追い越した車内にはやや不釣り合いそうなカップルの気だるい空気を見てとれるいわゆるハイブリッドと呼ばれるタイプ、さらに追い越し小さなファミリーカーにはマスクをした父親の運転にやたら話かけている助手席の母親、バックシートの小学生らしき兄弟は窓の外を退屈そうに見つめるかじっと前方を見つめ、その視線の先には老夫婦の軽自動車はそのままインターを降りる車線に入り遠ざかる、ガソリンを運ぶタンクローリーはシルバーの鏡面をむき出しでまわりの車を自らに映しながら決まったこの道を退屈そうな運転席の社員ドライバーに安全を委ねる、この高速道のあるひとときの風景。