古い友人の妻が亡くなった。自分の気分としては友人の年齢や現在までいろいろ棄てながら過ごしてきた友人から察すると悲しみ以上に肩の荷が降り自由を得たのではなかろうかと、他人の勝手な邪推を持ってしまいまた友人にはそうあって欲しいと願うのだ、連絡を受け慌てて周りの友人たちの反応は案外あっさりした感じで、人生も半ばを過ぎると死に対して達観するのだろうかと携帯の向こうから久しぶりに聞く声に少しだけ自分の死を聞いても案外こんな感じなんだろうと思うとああっこんなものなのかと納得するのだった。