分倍河原の乗り換えでいくらか南武線の上りを待ち、ホームはすっかり移動する隙間もないくらいの人に埋まり、列車の到着アナウンスを聞くと階段を駆け降りる人波でホームに人波のたつのを端から見る事ができ、車内のクーラーはぬるくなっているだろうと想像でき、案の定風は生ぬるくベタついたシャツを乾かす前にさらに汗で模様を作りだす始末で、顔にうっすらと脂を浮かせているのは降りた登戸の改札ですれ違う老若男女誰彼問わない夏の帰宅時間なのに、苦情を言わないで居られるのは時たま吹く夕暮れどきの涼しい風のおかげかもしれない。