同じ一日などないはずなのに脳内ではどこかで経験している気分になり、心地のいい感覚を感じると、案外嫌でもない気がするし、虫に刺されても苦ではない気もする、DVDの百円レンタルは店内レジに列を作り出し、老若男女関係なく一週間では無理そうな本数のDVDを借りようとし、黒いカゴを持って店員はレジで間に合わない分の青いタグ外しを始め、カゴを見たことのない物体であふれさせている、まだ性別のはっきりしない年齢の子供は手にアンパンがおの主人公のアニメを手に大人の決めた道徳は無視で適当なすき間にならび親を困らせ、借りたいタイトルの見つからないメガネの主婦はレジとの間にある列の壁を行ったり来たりして滑稽な動きをみせ、そのうちレジが近づき店員を見ると、二十枚以上はあろうかという貸し出すDVDを一枚ずづ借りる人の前でクリーナーで一々中身を確認しつつ拭いている、マニュアルをきちんと守っているのだと思う彼女にはこれだけ混んでいると、なんだかイライラさせられるだけで、彼女に当たりませんようにとお祈りすると簡略化している青年に二千円札を出した瞬間、うぅんという顔をされた以外はさっさと済ませてくれた。
いづれにしても安いからといってあんなに一度に借りて本当にどうするのだろうか、観きれず返すか、事故にでもあって延滞でもしたら大変じゃないかとかおもうのは大きなお世話か。