澄んだ夜空と丸あるいお月様
澄み渡った冬も明けようとする夜空
僕は君を連れて近くのコンビニまでへと歩く
まだ、僕の半分程の小さな手を包み込むようにつなぎ、ゆっくりと歩幅を合わせながら向かう
ひとしきり買い物が終わると小川のほとりで缶コーヒーを両手に座りこむ
君は缶のココア
大小の影が月明かりに伸び、僕達は空を見上げていた
何を考えてるのか、そっと顔を覗いてみると
「ねえパパ? 何でお月様は丸あるいの」と急に尋ねるので
「きっと、お日様に追いかけられるから、逃げるのに転がっていけるようにだよ」
ふ~ん…
と納得した様子
「じゃあ、車のタイヤと一緒だね」
とニッコリと笑いながら言う
僕はいつもの悪戯心が芽生え
「でもね。お日様に捕まるとかじられてお月様欠けちゃうんだよ」
というと
コンビニで買った、あんぱんをかじりながら
「そっか…このあんぱんと同じなんだ」
と少し悲しそうな顔し…すぐに笑顔で僕に言った
「僕はお口が小さいから、後はパパが食べていいよ。はいっ」
と少しだけ欠けたあんぱんを差し出した
ニッコリと笑いかける君に「ありがと」と答え、僕達は手を繋いで家路へとついた
君はいつもみをなに優しかった
そのまま
優しい君でいてほしい…