碧
昔から好きな色だった
深く遠くいつまでも続く碧
吸い込まれそうになる恐怖感より包み込んでくれるような安心感
海の碧、空の蒼…
十代をそんな場所で過ごし、自分がどこまで行けるか信じ続けてた
身体をいじめるように鍛え、海、空に関する知識を詰め込み…
いつでも胸を張って生きてきた
今は空よりも足元を見ながら、歩いている事が多い事に気付く
決して、卑屈さや投げやりになっている訳ではない
自分の罪と愚かさ、しがらみが自然と背を丸ませているのだろう
そういう時は、深呼吸する事にしている
立ち止まって、ひとしきり深く息を吸い込みゆっくりと吐いてみる
また、なんとか頑張れる気がして…
憧れや期待感の空は、もう俺には見る事はできないが、人の哀しみが判る強さを持って、また歩き出せる気がする
まだまだ頑張れる