事故後操作は、問題なかったとする1号機の手順書の適用状況を東電が保安院に提出
(22日 13:14)時事通信社より引用
東京電力は22日、福島第1原発1号機について、事故後の運転員らの操作が手順書に従っていたか確認した結果、想定を超える部分以外では「問題がなかった」とする報告書をまとめ、経済産業省原子力安全・保安院に提出したと発表した。
2、3号機についても28日までに提出する。
東電によると、シビアアクシデント(過酷事故)用など3種類ある手順書自体が、高さ14~15メートルの津波や電源設備水没による全電源喪失を想定していなかったため、操作が手順書通りでなかった部分がある。
しかし、それ以外で事故状況を悪化させたり、復旧作業を妨げたりした操作はなかったという。
こからは、持論を展開します。
1号機の手順書適用状況が事故後操作が、想定を超える部分以外では問題なかったとする報告書を出した。
やっぱり、この国の原発を運営する電力会社は、最悪を想定したシナリオがなかったようですね。
ステーションブラックアウト(全電源喪失)が起きた様々な原因を、想定外のシナリオだったとすることは、本気で安全を守ろうとする気概のなさ、やる気のなさ、また原発を推進してきた日本人の危機管理の甘さを感じる。
また、あれだけ放射能を撒き散らしたにも関わらず、想定を超える部分以外では問題なかったとする報告書には、やはり腹が立つ。
安全を守るべき責任を放棄しているように感じる。マニュアルにないから、自分達には責任がないとでも主張したいのであろうか?!
全く無責任な人間による原発運営を続けさせるべきではない。もう原発による発電は止めるべきである。