逢いたかった、郵便配達人

世田谷美術館で8月7日から開催中の
「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール
スイス発―知られざるヨーロピアン・モダンの殿堂」へ出かけて来ました。
お目当ては、ゴッホの「《郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン》1888年」
アルルのゴッホ宅へ弟テオからの手紙を届けに来ていた郵便配達人のジョゼフ・ルーランの肖像画で、ゴッホが数点描いたうちの一点が日本初公開されています。
ゴッホだけではなく、今回公開されている90点すべて日本初公開です。

ゴッホが大好きだった黄色、ルーランの紺色の制服が映えて本当に色鮮やか。
↑上の写真は色相を明るく変えた写真。兎に角背景の黄色が印象的な作品です。
購入して来たポストカードは色が全然違うの…ぶつぶつぶつ…
毎回ほっっとうにガッカリしながらも買っちゃうんですけど^^;
旦那さんに「100円じゃ難しいんだよ」って言われました(はい分かってます!)
ゴッホの絵は本当に心を揺さぶりますよね…
10年前、1人旅したニューヨークで初めて見たゴッホの自画像から受けた衝撃、
今でも覚えています。
ゴッホの人生を知っていたので、涙が溢れて、動けなくて、長い時間立ち尽くしていた私に「君はこの絵を見てどう思う?」っと隣でたまたま見ていた白人男性に問われ、上手く答えらなかった事も同時に覚えています…(単に英語が喋れないだけw)
そして、2005年に日本で開催されたゴッホ展での出会い…

「夜のカフェテラス」

「種まく人」

「糸杉と星の見える道」
今思えば、名作中の名作が目白押し!
黒山の人だかりの中、母と必死で見たゴッホの絵。もう一度見たいなぁ。
でもね、今年は没後120年の節目の年…
浮世絵の影響を受けて描いた、もう一つの「種まく人」がもうすぐ見られますよ^m^
楽しみ楽しみ


そして、もう一つの出会いは
オディロン・ルドンの「アルザス、または読書する修道僧 1914年頃」です。
今回展示されていたルドンの絵は全て素敵でした。
そして意外な出会い、ドガやルノワールのブロンズなんて見た事あります??
私は今回初めて見ました。
他にも素敵で気に入った絵が沢山あり、見応えのある展覧会だったと思います。
10月11日まで世田谷美術館で開催中です。
おまけ

旦那さん一押しの絵
アンリ・ルソーの「赤ん坊のお祝い! 1903年」
愛らしさはどこへやら(笑)逞しい赤ちゃんに乾杯!
