日本株は買い時か?
10月末時点での世界の株式市場のパフォーマンスを見ると、年初来で日本が約10%下落、米国約10%上昇、英7%上昇、ドイツ約12%上昇、スペイン7%下落、フランスとんとん、香港約7%上昇、上海約6%下落(しかし香港上場中国株は4%上昇)、韓国約10%上昇。 円が12%上昇(円高)。
日本株の悪さが目立ちます。
全上場銘柄のスクリーニングをしました。
70% 株価が一株純資産以下
70% フリーキャッシュフロー(FCF)はプラス
40% がネットキャッシュ(現預金+有価証券-負債)
10% の企業の時価総額が貸借対照表のネットキャッシュよりも低い
25% 配当利回りが3.5%以上
日経225のPBRは1.07倍
自社株買いを発表する企業が増えている
機関投資家、個人投資家はさまざまなリスクを考えて投資をする必要があります。
しかし、これを見て思ったのが、日本の会社の技術、ブランド価値などがほしい会社からしたら、安くないか?
戦略的買収者の投資回収から見たら魅力的なレベルかもしれません。
実は、ある会社について個別に調べていたら、EV (Enterprise value=ネットデット+時価総額)がその会社が1年で生み出せる予定のFCFより小さかったです。PBRは0.7倍。
おそらくこのような会社はちゃんと調べればもっとあるはずです。
株式市場が評価しているより、戦略的買収者が企業価値を査定するほうが、このような会社の場合高く評価されるでしょう。
機関投資家として、このような状況をどう捉えたら良いかを精査する必要があります。
同時に上場企業側も、敵対的買収がしづらい日本だから安心せずに、再び持ち合い解消が進みつつある環境下、買収されるリスクを考慮し”市場”をある程度意識した経営をしてほしいです。
追伸:
私の考える株式市場の短期的なリスクは以下の通り、
最近は市場の流動性が少なくなっているので、株価が大きく上下する
日銀の緩和策の効果が市場には現れない
欧州のCDSの開き