お届け物が来ました。

 

 

おっ、りんごだ。今日お買い物に行って買おうかなと思っていたところ。買わなくてよかった。

 

 

じゃ~ん、立派なりんご。

 

送ってくださったのは、かの東北大震災で家を流され命からがら逃げてきた人々の仮設住宅もまだままならなかった時期に、ふと「そうだ、山荘なら生活用具は一通り揃っているし、持ち主にとっては不要不急、しかし被災者にとってはその日から使える便利なのではないか。」と思いつき新聞や役所を通して無償提供を呼びかけたところすぐ応募が有って入居となったSさんご夫婦。お話によると車に飛び乗ったものの津波に追いかけられるようにしてやっと逃げ延びたとのことでした。

 

その後、ご夫妻は信州が気に入られ白樺湖近くの別荘地に居を構えられ永住となりました。

それ以来、折に触れて電話をしたり交際が続き、毎年この時期になるとりんごを送ってくださいます。あれから10年、復興はしっかり進んだと言えるのであろうか。

 

 

ご夫妻のお幸せな日々を願い、有り難く頂きます。

 

別荘所有の皆さん、いざという時被災者に提供しませんか。 別荘はいわば遊びの場、しかも生活に必要な食器、電化製品、家具などのインフラは全て揃っています。家をなくし、生活の基盤を失い困っている方々に落ち着くまでの間お使いいただくのは我ながらいいアイデアだと思うのですが。