月曜日、私は出社日ではないので自宅にいた。朝一番で会社から連絡があり、わんこを保護したので至急、ワンコのカリカリとチッコシーツを持って来いですって。 すわっ、一大事。

 


過去にニャンコ、インコなど多くの動物が迷い込み、保護してきた我が社。発見時は震えてフラフラ歩いていたというが手慣れたもので私が会社についた頃にはすでに必要なことは手当済み。吠えも怯えもせず静かな子。

 

 

 

以前、保護したワンコはすぐ獣医さんに運び込み、診て頂いたら発熱の上、脱水症状を起こしていた事が判明し注射と輸液で処置し飼い主さんを探し無事見つけた経験があります。

今回も、まずはワンコの健康状態のチェックと保健所、警察への届け出が必要。 私はワンコを車に乗せてかかりつけの彩の森動物病院に連れていき、事情を話して診ていただいた。

 

きれいにトリミングされているが、冬なのに真夏使用のトリミング。何かが変。トリミングされているのに口のお手入れは全くされておらず、歯周病と歯垢がひどく口の中は真っ黒で匂いがきつい。

 

血液検査、超音波検査、聴診などの結果、健康状態に問題はなしの合格点。目や毛並みは若いが老化が進んでいるところもある。先生はブリーダー犬の可能性が強いとおっしゃる。まずはワクチン、ノミ・マダニの予防処置を実施しました。

 

 

何か変な体型。爪は伸びていないが四肢の筋肉はそう発達していないので運動は少なそう。

先生によると犬種はミニチュア・シュナウザー。 でも特徴のある眉毛、口毛もカットされている。

 

診察が終わり、とりあえず会社に連れ帰り、私は所用ででかけ、4時頃迎えに行きました。

その間に警察への届け出、保健所への連絡、迷い犬サイトへ保護している旨記事をアップ済。

 

 

自宅に連れ帰るとまずはお水を飲んだ。

 

 

くーちゃんがピッタリとマーク。

 

 

アトムはあの子どうしたのと聞いてくる。 迷子の子だから優しくしてあげてねと言ったら、ほんとに優しく接したいい子のアトム。

 

 

2ワンコの観察が続く。

 

 

少し離れて観察。

 

 

急遽、保護犬が安全に逃げ込めるケージをPET FORESTに行って購入。 迷子ちゃんは中に入った。」それを外からジッと見つめるくーちゃん。まだすんなりとは受け入れられないようです。

 

ネットフリークの妻が必死に検索、すると会社の近くに専門のブリーダーさんが有ることを発見。調べ倒してようやく電話番号を検索。連絡してみると、いなくなったことに気づいていなかったがそうかも知れないということで、とりあえず会社で会うこととし、迷子犬を車に乗せて再度、出社。 この時点で夜7時。

 

結果はピンポーン。 オーナーさんの息子さん(成人)が代わりにお見えになったがその場で写真を取りオーナーさんにLINEして確認。 名前はローズちゃんというのだそうだ。妊娠中。

 

不躾で失礼とは思いましたが廃犬で遺棄したものではないですよねと聞いてしまいました。

ご子息は、ウチはそんな事しません(まあ、誰でもそういうけど)、現にこの子は妊娠中で現役です。ウチは歳とった子は里子に出すか、自分のところで最後まで面倒見ますとおっしゃっていた。

 

私はおせっかいにも、そこまで面倒見るなら口の中もきれいにしてやって下さいと言ってしまいました。残るのは警察での処理。ワンコはご案内のように法的にはモノ扱いです。しかし生き物なので便宜的に発見者である当社が面倒を見ているだけで、一時的な所有権者は警察署長になるそうなので勝手に持ち主だからといって返してはいけないのだそうだ。 本日、飼い主さんと当社(我が息子)がワンコとともに警察署に出向き正式な引き渡しで一件落着となる。

 

とにかく、早く飼い主さんが見つかって良かったが、あの子に幸あれと強く思いました。