お恥ずかしい話ですが、我が家で時々、雨漏りが発生していました。普通の雨では大丈夫ですが、暴風雨になると2箇所からポタリポタリと漏ってきます。雨漏り業者、リフォーム業者さんなどに依頼し見てもらいました。
雨漏り専門の業者さんがすぐ来てくれ、赤外線カメラを当てて、どうやら屋根からのようです。それが伝わって1Fの天井に落ちているのでしょうと推理。ハッキリさせるには足場を組んで屋根から水を撒いて雨漏りを再現させる必要があり、調査費は8万円、足場台40万円の見積もり、屋根葺き替え工事ということになったら、調査費の8万円は不要の条件。
でもなあ、屋根から漏ってるなら、3Fの壁や2Fに何らかの兆候が有るはずなのになあと釈然としない状態でした。 もう一つの業者さんは大手の建設会社のリフォーム部門。
営業の方がお見えになり、まず、ベランダ周辺が怪しいのでそこを徹底的に調査して、それから屋根をチェックすれば余計な足場代金が掛からずに済むし、天井に点検口を開けて実際に見てみれば更に確実ですとの提案。検査料は5万円。こちらに決定。それから3週間後、検査の日となりました。
まず、ベランダにでてアタリを付けています。
どこが怪しいかなあ。
ここが臭いぞ。
どうやらここだな。
我が家の全景。 デザイン的にはとても気に入っています。自分で言うのもなんですが、かっこいいし。で、雨漏りなんて恥ずかしいったらありゃしません。
和室の雨漏りヶ所を点検。
垂れ壁の中を通って障子の上の敷居の間から漏ってきてました。
リビングの天井をチェック。
雨漏りの跡ははっきりしています。どこに点検口を開けるか検討中。
ここらあたりにスポンと開けちゃおうか。
おじさんたち何してんの?
ワンコ達は何だか嬉しくなって大はしゃぎ。
テープを貼ってカッターで切っていきます。
開きました。
中を見てみましょう。
有りました。黒くなっている部分がそうです。縦方向にも水の流れた跡がくっきりと。
一部腐っています。
続いて放水検査。 一人が水を掛け、下でもうひとりが点検口の中を見ています。
ジャアジャア。
ゴボゴボ。 点検口で水漏れ確認、浸入箇所が特定できました。
窓枠下部とその周囲のようです。 窓取付時に枠に貼った防水テープと周囲のモルタル下地の防水シートの取り合いが悪い、もしくは劣化して切れているのであろうと推測。
3階に移動。 怪しそうな部分を赤外線カメラと職人さんの手触りで当たりをつけていきます。
どこにでもついてくるワンコ達。
漏るとしたらあの辺りが一番可能性が高いなあ。
このアタリに点検口を開けましょう。
点検針で下地を探していきます。
はい、開きました。
職人さんが断熱材をどかして中をチェック。
営業課長さんも確認。そのけっか、小屋裏からは雨漏りは確認されず、釘に多少サビが見られるがそれは結露によるものと推測される。対策としては小屋裏の両端の壁面に換気口をつけることにしました。
またベランダに出て細かい箇所をチェック。
くーちゃんが室内から心配そうに覗いています。
アトムは室内をチェックする営業さんを見ています。
壁面にあたった雨がこの溝に沿って回り込むらしい。
そろそろ長い検査に飽きてきたらしい。
アタチ、休憩する。
工事としては、2ヶ所の窓(2Fの居室1,2)を外し、腐っている木部を交換。ベランダのFRPを剥がして再度施工。3F部分に換気口設置。 工事の詳細と予定を組むため最終見積は2週間ほど掛かるとのことでした。それまではコーキングして雨漏りを防ぐ臨時対策でつなぎますと丁寧にコーキングしていってくれました。
こちらの業者さんにしてよかったと思いました。 業者さん名は住友林業ホームテックさん。あの住友林業のリフォーム部門の子会社さんです。やったこと、打ち合わせ事項などしっかり記録を取り、撮影し、顧客と業者さんで共有して事を進めていくやり方も、言った言わないや誤解を避ける良いやり方だと思います。
住林さんは和風建築、ツーバイフォーはやっていなかったと思ったのですが、かなり前から手がけているそうです。この家を建てる時、住友林業さんも最終候補に残ったのですが、あまりにもかっちりしすぎていて面白みに欠けるので採用しなかったのですが、こんなことでお世話になるとは・・・。