前夜のヘビーなお食事で一応、公式行事はオシマイ。
本日は取引先のご厚意で市内を案内していただきました。
旧市内の中心にある中央広場。たくさんの屋台がでるマーケットです。
この時期はアスパラガスが旬です。
市内に20か所以上あると云う日時計。中世の時計が無かった時代、人々は教会の鐘と日時計でおおよその時間が分かったと云います。これらはすべて戦後に再建されたものだそうです。
市庁舎。荘厳な雰囲気が有りますがこれも再建築。
今は会社や事務所が入っていますが、穀物倉庫だったそうです。高台にあり、窓を多くして風通しを良くし乾燥を保ち穀物は100年くらい保存に耐えたそうです。城壁に囲まれた高台のあちこちに点在していました。
城壁は二重構造の空堀仕立て。
いかにも中世の砦ですね。
高台から市内を一望します。
とんがり屋根に尖塔がみえるドイツの風景です。
城壁のところどころに有る見張り塔。
城壁から外に出て市内に戻ってきました。
広場に有る”夫婦の像” 4組の夫婦像が有り、喧嘩している姿、愛し合っている姿、子育てしている姿など夫婦の4態が生々しく描かれています。実は真ん中は地下鉄の換気口になっているそうです。
結局大切なのは愛だそうです。諸君 !! 肝に銘じようではありませんか。
少し郊外に出てみました。中世の雰囲気のある平和な場所ばかりではありません。
今は公園が広がり、スポーツをする人や散歩をする人などが平和に歩いていますが・・・・。
ローマのコロッセオを模してヒットラーが戦時中に作らせたコロシアムが記念館として残されています。ドキュメントハウスと云う名前で狂気の時代を大切に展示しています。外はレンガ作り、内部は石造りのドでかい建築物です。国威発揚の為に多くの儀式が執り行われ、ナチ総決起大会などが有ったそうです。
大勢のユダヤ人たちが労働に駆り出されたそうです。悲しくて暗い時代でした。
現実を隠すことなく、きっちり後世に伝えていくことの大切さです。まずは冷静に史実を感情を切り離して検証する事から始めないと歴史から学ぶとは言えません。
安い料金で多くの言語の音声サービスが提供されています。
日本語版はなく、英語版で聴きました。
ドイツ人のすごさは自分たちがした事は忘れないが、された事(敗戦国のドイツ人たちは戦争末期、ずいぶんと悲惨な目に合わされたそうです)の恨みは流して、切り離している点です。
ホテルまで送ってくれた取引先の人たちと判れ、ドイツ最後の夕食に出掛けました。
ドイツ・エールともしばらくお別れです。
ドイツには大勢のトルコ人たちが出稼ぎに来ており、そのまま何代も住み着いている人も少なくありません。ですから美味しいトルコ料理がいとも簡単に楽しめます。
トルコは回教国(宗教の自由は有りますが)ですが、とても緩やかでナイトクラブやバーがあり、お酒も平気で飲んでます。
前菜の盛り合わせ。 ヨーグルトとガーリックを野菜と合わせたペースト、チーズなどが並びます。
ギリシャのザジキと同じ。
これをナンに似たトルコパンに乗せて食べます。美味い、美味い。パクパク。
ドネル・ケバブを注文したつもりが、ドネル・ケバブ・サンドになって出てきました。まあ、いいや。
仕上げはチャイ。お砂糖を多めに入れて楽しみます。
トルコに行くとありとあらゆる場合にこれが出てきます。日本でも取引先に行くとお茶が出てくる感覚と同じです。商店でも出てきます。コップの形も受け皿の模様も、どこでもこれでした。
ごちそうさまでした。
明朝、旅立ちです。さて、次はいずこへ。



















