第23話 ケータイ死す
過去回想のケータイ。
いよいよ、ゼロワン編の最終話。1つの解が、見出される23話。
囚われたケータ…
7は、間明にコードを繋がれ、ゼロワンが。
7を利用して、アンダーアンカーのサーバをのっとり、
それを通じて、東京近郊、あらゆる通信をダウンさせる。公衆電話以外の。
間明蔵人は、ケータをヒントを与えて、7の居場所に来い、と試す。
それは、再び並列分散リンクを使わせる罠だった…
並列分散リンク…とは、複数のブレイバーが直接繋がることで、1つの意思を生み、
自ら考え、動き、話す巨大な、集合体になること…それは、人類からも自立した存在?
「人類の味方になるのか?フォーンブレイバーに隷属するのか?」ケータに問う。
間明は、明らかにブレイバーの生みの親、アンカーの宗田会長を敵視。
たどり着いたケータは、鎖に繋がれながら、7を案じる。
損傷激しい7は、機械にはできない「嘘」をついてまで、ケータに心配をかけまい、とする。
ゼロワンが、手を貸してきた犯罪者たちには、なかった…
その行動は、衝撃ではあったが、まったく理解できないわけでもない。
「人は、変わることができる」
盲目の女性・柿内純子のことば。
7や、ケータの知らない、一人の女性が、黒いケータイに解を与えた。
長く、探し求めてきた、自分の存在意義、世界と繋がっているのか?
「俺の負けだ」
ゼロワンは、負けた、というより、選んだ、のだと思います、別の解を…
勝つ気になれば、容易だったのですから…
ゼロワン編は、一応、幕を引きました。
ここで、終わりではありません。
「真の敵は、アンカーの中にいる」
ゼロワンの着信。
どうも、宗田会長を疑いたくなるのですが。
第22話 こころのひかり
再度、過去話の感想です。
22話。
7との戦闘で、故障したゼロワン。
間明に修理してもらうべく、回収の連絡を。
と、そこへ現れた盲目の若い女性・柿内純子が、ただの携帯だと思い,拾う。
ゼロワンは、歩く携帯に気づかない彼女に、携帯の持ち主を装い、話しかける。
「拾ってくれた礼に、望みを叶えよう」
「なぜ、目が見えなくなったのだ?病気か?事故か?」
気を使う周囲、とは違い、彼ならではのストレートな物言いに、かえって惹かれたのか!
演ずるは、高橋真唯さん、目の見えない役のせいか、瞳はかなげな美少女といった感じです。
居眠り運転の矢部和成にはねられたのだ、と。
「お前の心、受信した」
「お前から、光を奪った相手に、お前と同じ苦しみを味合わせてやろう」
多くの犯罪者の望みを叶えてきた、ゼロワンにとって、純子の答えは、予想外でした。
「今は、恨んでない」
「一生、恨んで、自由にどこへでも行けて、何でもできる人をも恨んで、わたしはどうなるんだろう!」
何が、彼女を変えたのか?
ゼロワンにとっては、理解のできないこころに初めて触れたのだ、と思います。
ずっと、受けた行為、屈辱に対して、復讐する犯罪者を通して、人間を見てきた彼には…
仕事に向かう純子…
同僚と食事する…
視覚障害者をサポートする「あしびの会」で、合唱する彼女…
見つめるゼロワン。
純子の望み、それは…
…加害者である、矢部に通話を繋ぐこと。
矢部が、事故以来、謝罪の手紙を書き続け、必死であしびの会に寄付を続けている。
「十分、お気持ちは伝わりました。あなたも、あなたの人生を歩んでください。わたしのためにも」
ゼロワンは、名前を聞かれて、思わず切ってしまう…彼女が許したことをどう受けとめたらいいのか、わからず…
まるで、人間のようです。誰にでも、できることではないが、人間にしかできない許し。直面したゼロワンの中には、自分でもわからない「感情」が渦巻いているのだ、と。
40話の「桐原とサード」と、対比して見ると、人の感情がコインの裏表のようにあるのではないか、と思います。