「僕の功績 僕の過ち」 | せつなしゅぎ

「僕の功績 僕の過ち」

ツタヤに行くと、新作なのに、借りられていないのが、ありありな

「ギャラクティカ」サードシーズン。7,8巻は、人類の住んだコロ

ニアルと呼ばれる12の星が、決して理想郷ではなかった、ことを告げる

事件が、相次いで。船団を動かすのに必要なチリュームという、鉱物を精錬

する現場の労働者が、休日なしで、18時間労働。12~15歳の少年も

働いている。ギャラクティカの整備のチーフである、ガレン・チロルが、現場

に来て、あまりの環境のひどさに驚き、また、新たなけが人が出て、ついに

彼らの側に立って、ストライキに踏み切る。バルター博士の「僕の功績 僕の

過ち」が、労働者たちに聖典のように読まれていた。農民の多い惑星アリロンに

生まれたがゆえに、そのまま、農民になることが決まっている。専門家の職に、

付きたくて、家族を捨て、友人を捨て、故郷を捨てて、そうした人間になるため

に必要な出生地カプリカに移り住んだ。現実に、コロニアルでは、生まれた星

で、仕事が決まり、今、ギャラクティカを中心とする船団でも、職業の世襲化

が始まっている。事実であるゆえに、バルターの主張が、広く共感されたのだ。

反逆者、サイロンの協力者と、憎まれている彼の……船団で、二極化社会が生ま

れている。危険で、ストレスのたまる仕事に携わる人々と、表舞台で、脚光を

浴びる人々の……チロルは、その危険を訴えた。ストライキは、軍の力で抑え込ま

れたが、大統領ローラは、チロルを労働者の代表にし、今後、話し合う場をもつ、と。

前に、思ったことなのですが、このドラマ、宇宙ものながら、今のアメリカを

切り取ったもの…なのだろうか?サイロン占領下のニュー・カプリカで、サイロンと、

彼らに協力する治安警察に対する自爆テロ、これは、おそらくアメリカ占領のイラク

からの翻案であろう、と。