『贋作 水滸伝』ひときわ印象に残った役 童美
2011.11.06のブログ童美役・辻本祐樹さん。登場の時から林沖と秀玲を見ていられないのがよくわかりました。林沖が童美に「何故お前が高求様のもとに行ったのか腑に落ちない」と言う時、秀玲だ!と思いました。秀玲が自分じゃなく林沖を選んで一緒にいるのを見ていたくないからだとピンと来ました。秀玲の自害を目の当たりにし、動転して秀玲に近づこうとするけど叶わない童美の表情が良かったです。陰に隠れていないでもう少し秀玲に早く近づいていたら助けられたのにと思いました。高求の下で、常に幸せではない哀し気な苦悩を孕んだ目をされていたのが印象的でした。また、普段は無機質な表情をしていて、その感情を表さない表情が辻本さんの童美の、まず素晴らしい所だと思います。そんな童美が一度も勝てない林沖に「あんた」と言い、「今日こそは勝つ!」と言ったとき、執念の表情に変わりました。なめらかな声も激しい声に変わりました。最初が穏やかだったからこそ、変化が際立ちました。また、高求に逆らえず、はっきりと決められない迷いを含んだ表情をされていて、童美役はこの方にしかできないと思いました。踊り子の女性を殴るシーンでは仕方ないとはいえ、こんなに思いっきり殴るのかと思いました。でも、思いっきりであるほど、殴る前の童美の表情は本当は殴りたくなどない、しなければいけない自分が恨めしいと言ってました。そして、秀玲への一念を賭けた林沖との一騎打ちのシーン。「俺はあんたに勝ったことはただの一度も無い。あんたは地位、名誉、強さ、俺の欲しいものを全て手に入れた。しかも、秀玲まで‥!」この「秀玲まで‥!」と言った時に見せた、勝てない相手への嫉妬の悔しいやるせない表情がとても表現できていて良かったです。負の感情の表情をすることが上手い俳優さんだ‥と印象深さが決定的になりました。この方はAB型、AB型のこの方だから、こうできるんだ~と思いました。きっと他の人には同じようにできない。そして、恋敵の林沖を一心に見据える童美の激しい執念の感情を表した目がとても男らしくてカッコ良かったです。まさに男同士の戦いでした。「今度こそお前に勝つ!」林沖を捕らえて離さない一心不乱な執念の視線の目、右手では剣を前に出し、左手を後ろに伸ばして対峙する姿、一度引いてから剣を前に繰り出す片手剣がとてもカッコ良かったです。一度引いているのでそれだけ前に突き出すのが勢い良く顕著に見えて、威力のある剣を繰り出しているように見えました。殺陣も非常に素晴らしかったです。ただ綺麗に打ち合っているだけの殺陣とは違ってました。林沖を追いかけるのが速く、また現れた時は客席通路を挟んで林沖と相対し、勝負する様が迫力ありました。敗れても「私が先に秀玲に逢うことをお許しいただけますか?」と言う童美は切なくて‥。哀しいけれど高求の下にいるより、これが童美にとっての安楽であり幸せなのだと思いました。涙が頬を伝った瞬間でした。素晴らしいと思ったのは、この方はカーテンコールのときでも無表情の童美の顔のままでいるところです。ずっと童美の顔のままでいらっしゃいました。アフタートークでは「どうも~!(^∇^)」と明るく高い声で気さくに話されていて、楽しい方なのだと新しい面を見ました。いつも立ち上がって前に出て明るく話されていました。先ほどまでの哀しい童美はどこに行った?という感じの軽い明るさで。ドーナツが大好物だとおっしゃっていました。これからも頑張って欲しいですが今はこの童美役が最高だと思います。お見送りではいつも明るい感じできちんと「ありがとうございました」とおっしゃって下さいました。役の上ではあんなに激しい瞳をしていて激しいですが、素の辻本さんは話を聴いてくれてとても優しい謙遜な方だと思いました。ロビーには辻本さんへのお花がいっぱいでした。お花を見た人が「この辻本さんて人が主役か」と言っていたくらい。辻本さんの実力を見た私としては、無理もないと思いました。このお花はまるでこれから素晴らしい活躍をする辻本さんへのお祝い花のようだと思いました。辻本さんはその後、大河ドラマに。なるほど~童美役が素晴らしかったですから当然というか。辻本さん、高崎さん、今も仲良しなんでしょうか(*^-^*)お二人ともに感謝しています。あ、お二人は、もと大石&菊丸のゴールデンコンビv(^-^)v辻本さん、久しぶりにブログを見ました!いろいろとおめでとうございます!今もお元気でいらっしゃるようで、ほっとします(^∇^)きっと今もドーナツが大好きでいらっしゃいますね!(^-^)これからもご活躍くださいませ\(^-^)/平野良さんと、源氏物語辻本さんは今も優しそうな感じ(*´-`)落ち着いた優しい感じの青年になっていらっしゃって、とてもいいです(*´-`)∠※。.:*:・'°,☆