夏の大会三回戦対中央大附属高校戦は、78-77で接戦を制することが出来ました。
BoxScore
20-22
15-22
21-11
22-22
部員数が圧倒的に多い相手は声援もやかましく、予想通りの苦しい試合展開となりました。
審判の笛に助けられた部分もありましたが、とにもかくにも“接戦を制した”ことは、
56期そして下級生達にとって、非常に貴重な経験になったと思います。
また、試合の勝敗とは別に、僕がこの一年間見てきた中で、選手達は最高のパフォーマンス
をしてくれました。
特に、ずっと何処か歯車の噛み合わなかった主将首藤が活躍できたことは、
記録が示す以上に嬉しいものがあります。
さて少し冷静に試合を分析すると、
前半で、
・ターンオーバーからの切り替え
・ボックスアウトの徹底
が修正出来たことが最大の勝因だったと思います。
もう一つ、
先週まで40%代だったFT%を、66%(26/39)まで伸ばせたことも大きかったです。
(まだ合格点はあげられませんが...)
一点差の勝利を体験し、FTの重要さが身に染みて分かったと思うので、
この一週間さらに確率を伸ばすよう励ましていきたいです。
先ほど、今日のパフォーマンスは一年間見てきた中で最高のものだったと述べましたが、
これは決して頂点にたどり着いたということではなく、やっと5人全員が噛み合ったということです。
今日の試合をきっかけに、チームの和が生まれ、飛躍的な成長を遂げる予感をさせます。
もう限られた時間しか残っていないのが大変残念ですが、一週間でも成長の余地は十分にあると思うので、
今日の勝利に満足することなく気持ちを切り替え、次週の桐朋戦・京北戦に向け全力投球で準備していき
たいです。
OBの皆様方は、また一週間、応援のほどよろしくお願いします!!
以下、試合経過を記します。
第一Q、ディフェンスタイプは筑駒1-3-1、中大附(プレス気味の)ハーフマンツー。
筑駒は、いつもどおり加藤サイドからのエントリーを試すも、その加藤の調子が奮わず、
難しいプレーを選択し、ターンオーバーがかさむ。
対する中大附は、1-3-1でカバーに寄られた後のトラベリングがかさむ。
両者オフェンスのリズムが作れない中、筑駒は張堂のミドルシュートと斉川の縦のドライブイン、
中大附はスリーとセカンドチャンスで何とか得点をし両者譲らずの展開。
三分が経過し、なお加藤が不調なので一度ベンチに下げようと小田原の準備をさせた矢先、
首藤がカバーに遅れ痛恨の2ndファウル。仕方なく首藤をベンチに戻す。
しかしその後も中大附は1-3-1を打開できず、残り3分で15-14。
ここで中大附のタイムアウト。
筑駒は加藤も二つ目を犯したため首藤を戻し、1-3-1対策を指示するであろう相手の裏をかくため、
マンツーに変える。
しかし、ここから中大附に流れがいってしまう。
1-3-1からマンツーへの切り替えがスムーズに行かず、バンプ・アウトが遅れてしまい、立て続けに4本
シュートを決められ、残り1分でタイムアウト。
「まずはディフェンスから。人を捕まえるよう」指示を出し、残り一分首藤のドライブでなんとか20-22まで
追いつく。
第二Q、両チームともスタメンに戻す。
しかし加藤の調子が上がらない。簡単なシュートを外し、球際にも弱くなる。
全体としてもシュートセレクションがアウトサイドへと広がってしまう。
オフェンスの不調に浮き足立ち、ディフェンスにまで悪影響が及ぶ。
対応が一歩ずつ遅れ、加藤が痛恨の3rdファウル。安田投入。
タイムアウト直前に斉川が何とかドライブからのジャンプシュートを沈め、残り6分22-31。
「マンツーでも対応できないと今日の試合は勝てない。一対一でしっかり捕まえろ」と指示。
タイムアウト後、ディフェンスの意識は上がるが相手は一瞬の隙をついてくる。
オフェンスは加藤以外の攻め気が増すもいつも通りの攻撃ができない。
そんな中、相手はシュートミス・ファウルからリズムを崩し始める。
筑駒は泥臭いシュートとフリースローで徐々に差を縮める。
しかし、32-37で迎えた残り2分、安田のパスミスから速攻を許し、
その次の攻めでは相手のガードがスリーを沈める。
さらにもう一本安田のパスミスから速攻を許し、長谷川のファウルでカウントワンスロー。
後味悪く、35-43で前半終了。
第三Q、首藤三番に下げ、小田原を残したまま加藤を戻す。ディフェンスはマンツー。
開始早々首藤が幸先の良いドライブを決める。
そしてその後、加藤が前半の鬱憤を晴らすドライブを2本連続で沈め一気に2点差。
相手はたまらずタイムアウト。
ここで、勝負に出ないと勝てないと判断し筑駒は1-3-1を仕掛ける。
そして「切り替えが勝負を分ける」と強調。
相手もプレスを上げてくる。
一度運びで連続でターンオーバーを犯したがしっかり戻り、相手は1-3-1に困惑。
メンバー構成上、加藤に慣れないウィングをやらせたため、そのカバーが遅れ、二回得点
を許したが、勢いで持ちこたえる。
逆に中大附はプレスを強めたことが裏目に出て、ファウルがどんどんかさむ。
相手がリズムを崩す中、フリースローでじわじわと追いつき、残り3分ついに逆転。
残り1分、相手は後半二度目のタイムアウト。
筑駒は第四を見据え、張堂を戻し、ディフェンスもマンツーに戻す。
勢いそのままで、56-55で第3を終える。
第四Q、再び第三と同じスタート。選手達の希望で、ディフェンスは1-3-1。
だが中大附はQタイムで冷静さを取り戻し、死角からリバウンドに飛び込み、
自分のリズムでスリーを打ち、ドライブでファウル2つの首藤をつくなど対応してくる。
二分で一気に56-62と逆転を許す。
また中大附はさらにプレッシャーを強め、ハーフを過ぎた辺りからダブルチームを仕掛ける。
小杉に変えドライブの出来る張堂を戻し、1-3-1では加藤をトップに、張堂をウィングに。
采配どおり張堂がドライブからフリースローをもらい、その後、加藤がルーズボールからの
ドライブを連続で沈め何とか喰らいつく。
しかし、1-3-1は攻略されると見て、タイムアウトを取り、マンツーに戻す。
切り替え、リバウンドの重要さを強調。オフェンスは、ファウルトラブルを誘えと指示。
残り7分、62-64。
マンツーは、ピック・アウトは徹底されるようになるが、ハイセットからの1on1にカバーが遅れ
崩される。一方筑駒は相手のプレッシャーの裏をかき、泥臭くフリースローとセカンドチャンス
で食い下がる。
ここで相手は、監督の合図で1-2-2ゾーンとハーフプレスマンツーを切り替える変則的な
ディフェンスに。ちょうど、首藤が4つ目のファウルを喫し、タイムアウト二つ残っているので、
その片方を使うことに。
「冷静に相手の攻めを見極め、何があっても切り替えを早くしろ」と指示。
残り5分、66-70。
ここで、相手は3P一辺倒に陥る。筑駒はアウトを徹底し、運よく相手のシュートも一つも当たらない。
オフェンスでリズムを崩した中大附はディフェンスの反応が少しずつ遅れ始め、筑駒は
フリースローとセカンドチャンスでじわじわと追いつき、その勢いで逆転し、残り2分で73-70。
ここで、ようやく相手がオフェンスリバウンドから得点し、点差は一点に。
ここから両者一回ずつ得点し、残り1分を迎え75-74。
だが、ここで相手のドリブルがハンブルした一瞬の隙をつき、斉川がスティール、そのまま速攻。
ファウルをもらい、フリースロー2本のうち一本沈め76-74。
残り30秒。
次のディフェンス、今度はインサイドへの浮いたパスを加藤がインターセプト。
すぐに斉川に渡し、ファウルをひっかける。
今度は、フリースローを2本とも沈め、残り15秒で78-74。
最後のディフェンス、隙を与えず、時間だけが経過していく。
ブザーと同時に、向こうのキャプテンが3Pを沈めるが、
結果78-77で筑駒が長く苦しかった試合を制した。