あは、もう苦しい。
普通で良かったんだけどなぁ。
普通の定義なんて、分からないけど。
僕の青春は、好きな子が彼氏と手を繋いでる隣で、僕も彼氏と手を繋いでいたの。
なんて不健全。
ほら、普通じゃない。
わかってる。
ちゃんと彼氏のことも好きだったけど。
それなりにちゃんと恋人だったし。
だけど一番じゃなかった。
好きになってくれたから、付き合いはじめたの。
本当は自分を普通にしておきたいだけだったの。
だけどちゃんと、好きになったのも事実。
好きだった。
別れて落ち込んで、ちょっと死にたくなるくらいに好きだった。
もう普通の定義を敷くための人じゃなかったよ。
あぁあ、嫌なやつ。
レズ寄りのバイが、痴漢にあって弄られて怖くて畏くて、男性不信だなんて、なんてギャグ?
どこの深夜ドラマだよ。
おまけに彼氏すら怖くなってさよならとかさ、なんなんだろうね。
本当に、どうにかなりそうだった。
いや、なった。
切って、殴って、ぼろぼろの汚い体を、それでも必死に大事にしてたの。
隠して笑い話にして、嗤って。
そんなんで。
そんなんだけど、こうやって言う程、不幸なわけでもないよ。
それなりに、割り切って生きてきたもの。
あぁあ、意外とってか。
それなりに幸せなのか。
幸せ、なんだな。
それなのに、ふとした瞬間に苦しくなるの。
助けて。
…なんて、誰に言えるの。
誰に、言えるんだろう。