なんかさ、沈むな、重いなって思ったら、生理だった。

忘れてた。

こんな木偶みたいな私にも、子供を作る準備はされてるんだな。
こんな色々と欠けてる私にも、身体は正直なのか。


なんでだ。
なんだか自分にすら、否定されてる気分だよ。

あんたは子供を産むようにできてるんだ、と。
無駄にしてくれるな、と。


そんな風に思えちゃうんだよ。

自分が、自分を裏切るの。
心と身体が別々なの。

どんなに心が叫んだって、しっかり月1で現実を突き付ける。
自分の健康さを呪う程に。


どうしてなの。


女の子である自分を、楽しんでる自分と、苦しんでる自分がいる。

もう分かんないの。


私、おかしいな。
今までちゃんと、割り切ってこれたのに。

なんだか最近、不安定。

気持ちが定まらない。


昨日今日と、一人になると涙が止まらないや。
悲しいとかじゃないんだけど。

心と身体と、脳も別々なのかな。
擦れ違う心と身体に、脳が疲れたのかな。


生まれてくる姿が違ったら、こんなことなかったんだろうか。

もしも話をしたって、何にもならないけどね。

考えずには、望まずには、いられない。


私が欲しくて仕方ないものを、みんなが持っている気がして。
苦しい。

柔らかい雰囲気や、か弱さ、ずるさ、醜さと、美しさ。
そんな女の子が愛しい。

しなやかな筋肉や、簡潔な考え、単純な愚かさと、強さと、脆さ。
そんな男の子が羨ましい。



私には、どっちもない。
中途半端。

何もないの。



何も、ないの。








私は、一体なんなんだろう。

科学的とかじゃない、私は、一体なんなんだろう。





なんなんだろう。






誰か、教えて。


答えじゃなくて、過程がほしいよ。


ねぇ、だれか。




別に今が嫌なわけじゃない。
だけど苦しくなる。

羨んでしまう。
望んでしまう。



男の子に、生まれたかった。



化粧もお洒落も大好きだし、スカートもはく。
膨らんだ胸にも、柔らかな肉にも違和感なんてない。
女の子を、女の子であることを、ちゃんと楽しんでる。

だけど、男の子に、生まれたかった。

女の子に好かれたかったから。



彼氏とか、結婚とか。
考えらんないよ。



男とか女とか、なんでなの。
苦しいばっかだよ。

だけどそれに一番固執してるのは、きっと自分自身だね。



苦しいよ。


こんなこと、誰に言えるってゆうの。



親になんて絶対言えない。

親不孝もいいとこだよね。


ごめんね、望むように、育てなかったよ。
出来れば、二人が望んだように育ちたかった。
小さい子供のままでいられたら、何も分からないままでいられたら、良かったのかな。






良くないことくらい、分かってるけど。

望むほど惨めだなんて分かってるけど。
あーあーあー!

無理!
もう無理ー

いやだ本当。

うーあー。



自分の軽率さをね、呪うよね。

いや別にこれといって何もなかったけども。

拒否しなきゃナニはあっただろうな、って、雰囲気?

うあ、つら。

なにより本当、自分つら。

無防備ってゆか、何も考えてないんだな、って。思った。


反省。

どうにかしよう。
この性格。


今のままじゃ、何がおきても自分の責任で、何がおきてもおかしくなくて。

そんなんダメじゃんね。

分かってたんだけど、こうなったってことはやっぱり、分かってなかったんだ。

あぁもう。
ごめんなさい。

謝るって、違うのかな。
謝る相手がいないよ。

でも、自分を大切にしないってことは、自分を大切に思ってくれてる人に対して、失礼だもんね。

だからやっぱり、ごめんなさい。

軽率でした。
考えが甘くて、一歩間違えたら、過ちになるとこで。


もう、いやだ。

怖くなった。
急に怖くなった。
怖さが、戻ってきた。


やっぱだめだ。
誰より慎重でいたはずなのに。

誰よりバカだったの。


信じちゃいけなかったとは、思わない。
だけど、信じきっちゃいけなかったの。

本当に、ごめんなさい。























下心なしで、ご飯に誘ってくれるなんて、ないんだな。
自分の親の様な年齢でも。

それは、ないんだ。

怖かった。


もっと世間を知ろう。

今のままじゃ、だめだ。



うぁ。

つらい。