今回は熱血硬派くにおくん(テクノスジャパン)です。
80年代に人気のあったメーカーの1つのテクノスの代表作といったらこれですよね。その後シリーズ化もされて、ダウンタウンシリーズとか好きだった人も多いと思います。ダブルドラゴンのシステムもこのゲームが元となっているので、元祖といってもいいでしょう。ただこのくにおくんシリーズ以上のヒットが出なかったことで、96年ぐらいに倒産してしまいました。その頃の様子を業界の知り合いの人からまた聞きしたのですが、夜逃げ状態だったみたいで、盛者必衰・諸行無常の理を感じてしまいました。
さてゲームは友達のひろしが殴られてしまうところから始まります。私のHNもあとむらひろしなので、なんだか共感してしまうなぁ(笑)。
まずは駅のホームで、りきの子分たちとの戦いです。ボタンの配置はちょっと変わっていて、ジャンプボタンを真ん中に左右に攻撃ボタンがあり、くにおの向いている方向によって攻撃方法が変わるシステムになっています。
後のベルトアクションにもよく見られる敵のコンビ攻撃やくにおの掴み攻撃など、後のゲームの手本となる要素がたくさん組み込まれていて、影響力はすごいものがありましたね。
子分がある程度の数になると奥に構えていたりきが登場します。この時、りきを倒してしまえば子分たちが残っていても勝ちとなります。ただいない方が楽に戦えるし、リーチのある攻撃をしてくるハゲは先に倒すのがセオリー。
続いて毛色の違う不良にまたひろしがぶっ飛ばされます。何やったんだよ、ひろし・・・。
2面はまずはこのバイクシーンから。立ってると轢かれるのでジャンプキックで仕留めていくのですが、タイミングがなかなか難しく、ここで時間を使ってしまうとボスのしんじを倒せず、時間切れになってしまうことも。このバイクシーンもその後によく出てきますよね。
時間短縮には敵を落とすという手段もあります。1面はホームから、2面は水の中へ落とすと一気にやっつけることができます。ただし自分も落ちるのでほどほどに。
3面はスケバンとの戦い。セーラーの奴は体力がないので、カバン攻撃をしてくるマスク女の方を先にやっつけていきます。もちろん馬乗りで(笑)。
そして我らがアイドルみすずちゃんの登場(笑)。できれば掴まれて「なめてんじゃねーぞ」の声を聴きたいところですが、体力が無くなるので、離れると走って追いかけてきてくれるみすずちゃんをジャンプキックで受け止めてあげましょう。
体力がある内は馬乗りを許してくれないみすずちゃん。恥ずかしがり屋なんだから。
みすずちゃんの後、ついにひろしがやくざに刺されます。いや、本当に何やったんだよ、ひろし。
まずは4人のナイフやくざと対決。動作はのろいのですが、ナイフは一発死なので、緊張感が漂います。特にうっかり掴んだり、馬乗りになってしまうと焦ることこの上ないです。
4人のナイフ男をやっつけたら、ついに事務所の中へ。
ここではナイフ男と共にボスのさぶが扉から登場。さぶは銃を撃ってきて、もちろん一発死なので離れるのは得策ではありません。私の場合、この扉の前でパンチを連打し、ナイフに刺されないことを祈りつつハメて倒していました。正攻法はあるのかな?
さぶを倒したら仲間が出迎えてくれました。あれ、ひろしももう大丈夫なのかよ。意外と頑丈だな、ひろし(笑)。
この後ループとなります。ただこのゲームはデフォで1機設定。エクステンドも1度しかないので、エンドレスに続けるのは難しいですね。
ベルトアクションの基礎がほぼ詰まっているといっていいゲームです。やっぱりくにおくんは偉大だなぁと思いますね。そして現在から見るとゲームの中だけの世界のように思いますが、ややリアルにもこんな時代があったのを知っているので、少しだけ自分に重ねてしまったりもあるかな。ひろしだし(笑)。
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