今回はBATSUGUN(東亜プラン)です。

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8月9日ということで8と9にちなんでこのゲームを。タイトルは、当時ボキャブラ天国がブームだったので、そこから付けたのかなぁなんて思ってます。それらしいエピソードがストーリーに出てこないんで。結果として東亜の遺作になってしまいましたね・・・。

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機体は3種類ですが、パイロットは6人います。2P側を含めて好きな機体を選びましょう。

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オーソドックスな縦シューです。変わった点といえば経験値によるレベルアップができるようになっていて、全3段階。及びそれ以外にパワーアップアイテムもあり、こちらは5段階。1-2とか2-5とかいった感じのパワーアップになってます。

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これまでの東亜シューティングと比べると弾の速度がかなり緩やかになっていて、その代わり数が多くなっています。分かりやすく言えば、首領蜂の原形ですね。実際にこのゲームに携わった人がケイブに移籍しているので、影響はあったものと思われます。

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東亜にしては珍しくセリフ付きのクリア画面。ソニックウイングスの影響をもろに受けてますね。セリフが入るのはこのゲームだけだったような。

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下のゲージがいっぱいになるとレベルアップ。この時パワーアップの方は初期状態になります。つまり2-1といったところ。ミスをするとパワーアップはすべて無くなりますが、レベルは下がらないので、ミス救済のシステムかもしれません。

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これまでの東亜と比較すると難易度は低めらしいんだけど、全然簡単じゃなくて、むしろ難しく感じてしまうのは弾幕のせいだね。弾の間をくぐり抜けるといったことが苦手で、勝手に脳内で弾と弾を線で結んでしまっているので、巨大な弾が襲い掛かっているイメージになってしまうんだよなー。

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4面ボスは安地だらけなので、うまく使いながらだと簡単らしい。もう画面見るだけで吐きそうなんですが(笑)。

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ラスボスは砲台いっぱいで、どんどん壊していくと中心にコアが現れます。こいつを倒すとクリア。

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この後、各キャラのエンディングがあるのだけどどれもひどいものばかり。知る者はいないって投げっぱなし過ぎ。おまけでつけた感があるよねー、やっぱり。

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初期バージョンはループしないのですが、倒産後に突然出回ったスペシャルバージョンというものがあり、こちらはループをします。噂ではロケテストのバージョンとかで、いわゆる倒産の清算過程で出回ったものではないかと思われます。コピーではないので、移植のサターン版ではどちらのバージョンも収録されていますしね。

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これを最後に東亜は倒産してしまうのですが、この時に強く思ったのが格闘ゲームとの戦いに敗れてしまったということ。このゲームは決して悪い出来ではないのに、あまり洗練されていない格闘ゲームの方がインカムが上がってしまうという事実を認めざるを得なく、ゲーセンにおける多様性というものの死を感じてしまいました。東亜の魂はケイブなどに引き継がれて残るんですけどねー。まあ、個人的には東亜のタイトルってダサいイメージなので、そこも影響してないかなとか思うんですけど(笑)。