今回はハレーズコメット(タイトー)です。

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なんか小惑星がニアミスしたらしいですな。小惑星というより隕石っぽい気もするけど、東京都を壊滅させるくらいの大きさだったみたいで、もし落下していたら男女の入れ替わりとか起きていたんですかね(笑)。天文のイベントというのはたびたび起きていて、その都度に話題になるのですが、ハレー彗星というのは数あるイベントの中でも知名度が高く、96年に最接近した際には各地で祭りのような騒ぎが起きていた気がします。もちろんそれに便乗したものも多かったのですが、これもその一つといえるでしょう。

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今は亡きMTJ氏の出世作として現在は認識されているこのゲームはちょっと変わったシューティングになっています。内容はハレー彗星から太陽系の惑星を守るというもの。

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ハレー彗星には敵が存在していて、接近とともに太陽系の惑星に攻撃を仕掛けてきます。それを主人公が撃ち迎えるわけですが、背後には惑星が存在しているため、敵を撃ち逃すと惑星にダメージがいきます。つまり避けまくっていては惑星が滅亡してしまうことになります。

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戦闘機タイプの敵以外にも彗星も流れてきます。彗星も逃してしまうと惑星にダメージです。

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ただ実際のところ惑星が滅亡するようなことになる前に、自機が全滅するというのが普通なので、このシステムは面白いものの、あんまり生かされていない感じ。上手い人だと周回を重ねた際に前のダメージ量から始まるので、そこでつまづく場合はあるものの、そこまで行ける人は大丈夫な気がするし。

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宇宙空間ではボスが登場します。こいつを倒せば1面クリア。

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パワーアップは宇宙に浮いているデブリのようなものを壊すと現れることがあり、パーツごとにパワーアップしていきます。中には一気にパワーアップできるボールのようなものも。

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パワーアップの中には後ろに小型機が付くものもあり、火力アップになるのですが、被弾すると消えてしまいます。この小型機がある時に限り、ボタンでボムが使えるようになっています。ボムというよりショートワープなのですが、この時敵も殲滅できるので同じかな。基本的にちょっとだけ前に進むのですが、場所によっては後退ワープもあります。

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こうしてついに彗星に到着。これがハレー彗星かと思っていたのだけど、どうもハレー彗星から出された小さな彗星というのが正しい模様。とりあえずこいつを攻撃して、中へと進みます。

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中はさながらデススター。地形にぶつかることはないですが、砲台のようなものも出現します。

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そして彗星の中にいる要塞との対決。所々、赤く光る部分があるので、それらを全て破壊すれば壊せます。この要塞を倒すことで1ラウンド終了。

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地球から始まった防衛の旅は、その後各惑星を巡っていきます。まずは太陽方面に行ってから、一気に外惑星に行って、再び地球へ戻るルート。まだ冥王星も惑星だった時代ですね。各惑星が3つのエリアからなっているため1周30面となっています。

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小型機フル装備。だけど被弾で壊れちゃうので、さっさとボムとして使用した方がいいかな。この状態には1つ1つ集めてはムリだよね。特殊パワーアップでこうなります。

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初っ端から撃ち返し弾とかあるので、かなり難易度は高いのですが、全編を通して難易度の上昇はあまり見られないため、あとは死なないこと。死ぬとパワーアップを全て失うので、立て直しはかなり難しいです。

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連射する爽快感はあるものの、道中は同じ敵ばかりでいささか単調。唯一、最終30面でロボットのような敵が登場するんですけど、ここまで来れないよー。

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火星まで守りきると再び地球の防衛をするのですが、この時1周目で受けたダメージは継続になります。なので、星のダメージが大きいとつらい2周目になるのですが、まあわざとじゃないと惑星は滅亡しないかな。

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惑星ダメージが100%になると一気にゲームオーバーです。もう一つ彗星が惑星にぶつかってもゲームオーバーなのですが、もはや大道芸の域。

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いろいろと面白いシステムを搭載しているものの、結局生かせず普通のシューティングとして仕上がってしまっています。爽快感はあるので、上手い人にはそこそこ受けたのですが、それ以外の人は惑星守るのを諦めてしまいました(笑)。もうちょっとバランスを取って、攻撃はしてこないのに倒しにくい敵とか、自機は無敵になるけど、惑星には大量に敵が行ってしまうというようなギミックがあったら面白かったかもしれませんね。