今回はチョップリフター(セガ)です。

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かつてパソコンゲームファンを熱狂させたシリーズとしてバンゲリング帝国シリーズというものがあり、ブローダーバンド社から出された3部作を指すのですが、一番有名なのはロードランナーで、その次にハドソンがファミコンに移植したことでも話題になったバンゲリングベイ。そしてもう1つがこのゲームなのですが、他の2つに比べるとやや知名度は低いかもしれません。

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私はこの当時パソコンは所持していないものの、パソコンへの憧れというものがあり、雑誌などを見て思いを馳せていたのですが、その中にあったAppleIIのゲーム特集にこのゲームがあり、写真を見てとてもやりたいと思っていた中で、セガが移植したので、喜んで当時プレイしていました。

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内容はヘリでバンゲリング帝国に捕まった捕虜を救出するというもの。ヘリはある程度加速がつくと斜めの状態になり、速度によって画面の位置も変わっていきます。

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捕虜が捕らえられている場所を破壊すると、中から人が8人ほど出てきます。この人たちをそばに着地して乗り込ませると最大8人まで乗せることができます。つまり1か所分なのですが、途中で切り上げることも可能。

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乗せた人は基地まで運ぶと救出したことになります。ただこの人たちは当たり判定があり、救出の際に攻撃をしてしまうと死んでしまい、ヘリの降りる位置が悪いと踏みつぶしてしまいます。右上の数字はLOADが現在ヘリに乗っている人数、SAFEが救出した人数、DEADが死んでしまった人数で、救出した人数が20人を超えるとクリアになります。

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ヘリは攻撃ボタンの他に方向転換ボタンがあり、このボタンを押すことにより向きを変えます。この時、横向きだと砲台や戦闘機などを破壊するショットになるのですが、正面を向いた状態だと爆弾を下に落とします。この爆弾は特定の敵だけを倒せる弾なので、普段は使わないのですが、場面によっては重要な攻撃方法にもなります。

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20人を超えるとクリア。さらにこの時に死亡者がいないとボーナス点。

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2面は海上での救出。船のマストの影になっている砲台などは逆から出ないと壊せなかったりと難易度アップ。

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ヘリに助けた人を乗せたまま撃墜されると一気にDEADの数が上がります。13人以上死んでしまうとリスタートとなってしまいます。

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3面は洞窟に閉じ込められた仲間を助けに行くのですが、ここが越えられませんでしたね。まず入り口にいる砲台2つ。そして一歩中に入ったところに現れる高速の敵。さらに洞窟内は噴火もしていて、地形に触れてもアウト。2面までとは段違いの難易度になっています。

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地形にぶつかり全員死亡の図。

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4面はビルの中をくぐりぬけて助けに行きます。

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このゲームは長いこと着地していると戦車などが現れヘリに攻撃をしてきます。この時現れる敵は正面で落とせる爆弾でしか倒せず、4面に至っては常時この敵が登場していたりするので、救出する時は正面を向いて、着地と浮上を繰り返しながら爆弾を落としていないと撃墜されてしまいます。

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4面で1周。この後エンドレスに進んでいくのですが、4面クリアした人はなかなかいないんじゃないかな。

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面白いんだけど難しいゲームで、私以外の人はほとんどプレイしていませんでした。ヘリの動きには慣性があるし、画面を止めて砲台などを狙おうものなら、逆に狙い撃ちをされる始末。ゲームとして見た場合は、ヘリに耐久力を付けるか、敵の弾をもう少し遅くするなどするべきだったかなー。2面まではなんとかなるんだけど、それでもうっかりミスで撃墜されちゃったりするんでね。なんかいろいろともったいないゲームでした。