今回はT・A・N・K(SNK)です。

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怒IKARIの原形となった作品で、主人公も一緒なので前作という見方もできます。そしてなんといってもループレバーの元祖ですね。ただこのループレバーという名前がいつから使われたのかが調べても出てきませんでした。SNKが商標登録していたみたいなんですけどね。

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12のエリアを突破するゲームです。エリアの途中での拠点みたいなものはなく、新しいエリアに入るとBGMが流れるくらいで、このマップが登場するのは自機が破壊された時のリスタート時のみとなっています。

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ループレバーによって砲塔の向きを変えて発射する弾と自機の前方に撃つ機関銃で敵を倒していきます。また体当たりによっても倒すことができ、歩兵の場合はなぜかエネルギーがアップします。戦車などの場合は大ダメージを受けてしまいます。

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画面上にはアルファベットのアイテムが落ちていて、取ると即効果が表れるものや画面下にストックされ一定数たまると効果が出るものもあります。実はこの種類がかなりあるわりには説明などがなく、あれは何のアイテムなんだろうと友達と話し合っていたりしました。

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下にストックされているものは分かりやすく、Vは5つ集めると連射できるようになり、Sは無敵、Pは1UP、Fは貫通弾になります。V以外は3つでOK。

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地雷は近づくと場所が明らかになります。踏むとエネルギー満タンでも破壊されてしまうので、基本踏まないのですが、実は地雷にも得点が設定されていて、これがとんでもない点数だったりするので、死にそうになったらわざと地雷を踏むという自殺方法もあります。

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途中には列車砲がいたりするのですが、自機がこのあたりで壊れたり、なんかの理由でいないことも。キャラクターオーバーとかだったのかな。動きに一定のリズムがあるので、横に移動しながら自機とX軸がずれた時に一気に近寄って倒します。

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怒IKARIでもあったハーケンクロイツ、と思ったらこっちは卍だな。似て非なる敵なのか(笑)。

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実はこのゲーム最大の敵は戦車でも列車砲でもなく青兵士。こいつらは死ぬと地雷に変化するために、うっかり狭いところで轢いてしまうと地雷を踏むしかなくなってしまう場合も。

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しかしその青兵士が逆にラッキーアイテムとなるのが無敵のS。3つ集めると戦車が青くなり、戦車なども体当たりで壊せるようになり、さらに地雷を踏んでも大丈夫。デフォの設定では6万エブリで地雷1つ1万点なので、6個踏むと1機増える計算。しかもこの無敵時間が異常に長く、かなり先のエリアにまで辿り着くことができます。

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無敵には全部で2回なれるチャンスがあり、その時にたどり着けるのがラスト手前のエリア。ここまできたら増えた残機を盾にちょっとづつ前に進んでいくといったごり押しができます。

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死んでなければここに列車砲がいて、最後の戦いなんだけどねー。復活の時にはあたりの敵が消えてしまうその場復活なので、超えてしまえばエンディングです。

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メッセージがいきなり出て終わりという唐突なエンディング。初めて見た時はあっけにとられました。脱出と思えばいいのかな。

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内容的にはいろいろと突っ込みどころがあるものの、無敵の部分を除けば非常に面白い作りになっていて、続編にあたる怒IKARIよりスピーディーな展開で進んでいくので、ループレバーをグルグル回しながらプレイするのはこっちの方が楽しいと思います。ただこのゲームのレバーは星型の平べったいやつでしっかり掴むとちょっと痛くて、夢中でプレイしていたら血だらけになっていたなんてこともありました(笑)。ロストワールドのローリングスイッチみたいなのだと良かったのにね。