今回はメタルクラッシュ(データイースト)です。
6月13日は当時広島の選手だった衣笠さんが連続出場の世界記録を樹立した日です。そのため衣笠さんの愛称から鉄人の日と呼ばれています。しかしあれほど頑丈だった衣笠さんも、去年亡くなってしまいました。同時期に活躍した方々がまだ健在なのをみると、やはり早くに逝ってしまった感があります。監督を一度でもいいからやってほしかったですね。そんな鉄人という言葉から、こんなゲームをチョイス。
捕らわれた仲間を助けにメタロイド「サイバー」に乗り込むシーンからスタート。ややサイバーの綴りに違和感がありますが。
空中を自由に飛び回れるアクションゲームです。妙な浮遊感があり、敵にダメージを与えたり、与えられたりすると反動で飛び、その勢いでスクロールもします。このあたりはちょっと説明しづらいですね。かなり独特です。
自機はパンチとキックで攻撃。パンチは連打がきくものの攻撃力は小で、逆にキックは一撃が重い感じになります。ボタンと共にレバーを入れるとそちらに攻撃をするため、かなり多彩な動きをします。キックで斜め下ならジャンプキックのような形になり、上でかかと落としをするときのように足を真上に振り上げます。
まずはザコたちが湧いてくるのでそれらをやっつけていきます。ただ連打をすればいいというものではなく、しっかりと攻撃判定を意識しないと倒すことが難しいです。序盤はキックなら一撃なので、キックメインになるでしょう。
一定のザコを倒すとピンクのボスが登場します。ボスは耐久力が表示され、耐久力がゼロになればクリア。
ボスは武器を持っていて、ある程度ダメージを与えると手放します。この時アイテムはゆっくりと舞い上がり、やがて落下をするのですが、手に入れることも可能。自機または敵のどちらも手にせずに画面外に落ちてしまうと無くなってしまいます。
当然奪った武器は使えます。どれも強力なのですが、こちらも自機が数回ダメージを受けると手放してしまうので、武器を持ち続けることが勝利への近道。
ピンクのボスを倒すと次の面へ。またザコを倒すことから始めます。あ、武器おとしちゃった(笑)。それとやや分かりづらいのですが、各面に2人助けを求める仲間がいて、付近をウロウロしていると自機に乗り込みます。この時ボーナス点が入り、最終的に何人助けられたかのボーナスも入ります。
奪えるものはヒートガン・シールド・メガロナイフの3種類。他の武器を持っているのもいますが、それらは手放してくれません。
時折飛んでくるUFOを破壊すると体力が回復します。どういう理屈かは不明(笑)。
完全に背景より手前に思えるのですが、攻撃をすると背景の一部が壊れたりします。闘いが激しいので、気にしている余裕はないですが。
破壊のシーンはとてもカッコよく、メカらしくパーツが四散します。もちろん自機もですが。
こうして15面をクリアするとエンディングです。
助けられた仲間はプレイヤーに引き続きサイバーから降りてきます。最大30人でぞろぞろ降りてくると圧巻です(笑)。
この頃には珍しく2人対戦も可能。通常ステージとかも改めてみると格闘ゲームのシステムを見ているかのようです。
出回りが悪かったんだよねー。長い歴史の中でも見たことないタイプで、自機の攻撃パターンも多彩。かなり難しいゲームであったものの、一度プレイするとはまった人も多かったはず。デコゲーの中でもこれを語る人は少ないのはかなり残念です。ポスターの言葉もカッコいいので、今回はその言葉で締め。
アイソレイト・ゾーンを
彷徨(さまよ)う戦士達(コマンダー)。
メタロイド-41
「サイバー」を駆動させろ!
闘いのアンソロジー、
困難なアスペクトに、
君のボルテージがアップする。
とにかく動きが摩訶不思議。
静止と流動のハイブリッドな結合。
美しく流れる画面とBGM、エキサイティングな15ステージ。
プレーヤーの秘孔を突く、
ハイポテンシャルなSF格闘技。