今回はディグダグ(ナムコ)です。
6月7日はろくなもんじゃねえ日です(笑)。ろくなもんじゃねえと言えば長渕剛の曲で自身が出演したドラマ「親子ジグザグ」の主題歌でもありました。そんなわけで今回はジグザグを、と思ったけど、やっぱりオリジナルでいかないとね(笑)。
これまた説明不要のナムコの黄金期の一作です。ルールはプクプクポンを使い敵を破裂させるゲームです。・・・いや、岩でも倒せるんですけどね。自分でプレイすると全然つぶれてくれないのですよ(笑)。
当初、主人公に名前はなかったのですが、ミスタードリラーの発売とともにホリ ・ タイゾウという名前がつけられました。インストではディグダグという名前になってるみたいですが。
武器の名前も説明書にあるのはモリとポンプ。それらをいつからかプクプクポンというようになったのはいつの頃からだろうか。私は武器の名前自体をプクプクポンと言ってたのだけど、破裂させる行為をプクプクポンという人もいるようだし。
岩を2つ落とすとベジタブルターゲットが出現。このベジタブルが印象的だったのでギャラクシアン面とか言っていました。ギャラクシアンは16面なので相当うまい人の証でもありました。
私のプレイだと岩を落としきって、どうしよもないので最後はプクプクポン(笑)。
自由度が高く、敵は基本的に掘られた穴を動くため、どういう掘り方をすれば敵をまとめ、一気に倒せるかというのが十人十色なのは面白いですね。ただ岩がすぐ落ちてこないので、自分自身を囮にして呼び寄せる緊張感もあり、テクニックも必要。特に振り向き打ちは必須なワザなのですが、私は敵に背を向けてモリを打つダメっぷり。全然足止めできやしない(笑)。
うまくまとまったと思っても、アルゴリズムが完全追跡型でないために数匹は離れたところにいたりするんですよね。ナムコのゲームはこの追跡アルゴリズムが素晴らしかったです。
カウンターは100万点の桁が無いためにその手前のものがハイスコアとして記録されます。なので一気に点数が入ると999990にならないので、上手い人は最後で微調整していたり。そして256面でバグってスタート時にプーカァが重なってスタートするので、ゲームオーバー一直線。ここまで来た人が結構いることにも驚きですが。
で、ジグザグ。デッドコピーでタイトル以外はそのまんま。ただここで終わらなかったのがこのゲームの注目すべきところ。
本家より早く続編のニュージグザグを発表(笑)。ただ作ったところが一緒かは分からないですけどね。ニューついてるけど、続編ではないと思います。基盤はギャラクシアンのものらしいです。
こちらにはオリジナルにないツルハシがアイテムとして存在します。そのため主人公の移動スピードが遅く、ツルハシを取ることにより一定時間スピードアップします。
さらに岩抜けというテクニックが存在。オリジナルでは岩がぐらぐらしても上へ抜けることはできないのですが、ニュージグザグではそれができるため、敵を引き付けやすくなっています。
新しいルールを追加している珍しいコピー品ですが、それでもまがい物はまがい物。人気はオリジナルとはかけ離れたもので、そこまで多くは見かけませんでした。ただこのゲームが認知されていたから、続編にはニューを付けずにIIとしたという話もありますね。
重力があるところとないところ。ゲームならではのミックスが面白さを生み、後のゲームに多大な影響を与えました。特にパソコンゲームにはこのルールを踏襲するものが多く、フラッピーやバルダーダッシュといったパズルゲームもここから生まれたといっていいでしょう。どちらかというと私は派生したゲームの方をよくプレイしていますね。だってオリジナルは破裂させるゲームなので(笑)。
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