今回はスターブレード(ナムコ)です。
5月25日はスターウォーズ第一作がアメリカで公開された日です。ヒットを受けて後にこのタイトルを「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」として、現在まだシリーズが続いている作品でもあります。ただ元々の原作者であるルーカスはエピソード6までが自分の中のスターウォーズと言っているようで、今度公開されるエピソード9などはルーカスの考えとは違う別の物語ということみたいです。スターウォーズに特に思い入れがあるわけではないのですが、一応、1から6までは観ていて、SFの王道だよなとかいう印象ですね。
スターウォーズの名前がついたゲームもいくつかあるのですが、ほとんどがコンシューマで、アーケードではセガが出したのが初めてだった気がします。銀河帝国の逆襲は違うよな(笑)。海外ではATARIが出しているんですけどね。そのセガに先駆けて、スターウォーズの世界を体感できたのがギャラクシアン3でした。
ギャラクシアン3は2000年の花博でお披露目されていたのですが、当然プレイできる人数も限られていて、ニュースを見て我慢するしかなかった時に登場したのがこのスターブレードです。ギャラクシアン3とは内容が異なるものの、よりスターウォーズに近いストーリーになっていたりします。
自機はオートパイロットで操作されるので、基本的には操縦桿を握り、画面上の敵を撃つだけです。ただその動きは単純な動きではなく、まるで宇宙空間を自在に動き回っているかのように変化するため、このゲームを初めて見た時は、これが未来のゲームかと思ったくらいです。
大きな敵の戦艦もストレスなく表示されていて、それらはポリゴンによって作られているわけですが、アーケードゲームではその威力を見せつけた最初のゲームだったように思います。
画面は素晴らしいのですが、肝心のゲームはなかなかの高難易度。自動操縦のため結局、敵を素早く破壊するしかないのですが、何発も当てないと破壊できない敵も多く、操縦桿だと狙いを定めるのも一苦労。
加えて、ボタンに連射装置が付いていないというのがデフォルト。つまり操縦桿を握りながら手でボタンを押す(握る)のですが、1分もすると握力が無くなって連射がおろそかに。すると分かっていても攻撃を受けてしまうんですよね。
1ゲームが高かったこともあり、スターウォーズにそれほど入れ込んでいるわけでもなかったので、私はこのゲームをそれほどプレイはしませんでした。雰囲気はいいんですけどね。
さすがに同じ考えの人も多く、しばらくするとプレイ料金を下げて、連射装置をつける店も増えました。それでも出現位置を覚えていかないと難しいゲームです。回復とかないですからね。
デススターではなくRED EYEを破壊。ここで任務完了と思いきや、続けてもう一つの破壊命令が下されます。
エキストララウンドとも思えるこのステージはすぐに到着します。が、敵の攻撃もすさまじいものがあり、確実に危険な物から排除する必要がありますね。
最後はずっと追ってきていたコマンダーとの対決。このあたりの演出も素晴らしい。
ワンダーエッグは好きで何度か足を運んでいたのですが、その際にはもちろんギャラクシアン3もプレイしていて、そこでハマっていたらもっとプレイしていたかもしれませんね。ギャラクシアン3は結局、評価Aもらえなかったし(笑)。このゲームは道中、BGMが全くなく、それは容量の問題だったというのですが、むしろそれが宇宙空間の雰囲気を高めていて、画面も現在からすると質素なものですが、余計なものを取り去った純粋な形と言えるかもしれません。残念ながら筐体の方はほとんど現存していないようですが、ゲームアーカイブスではまだ配信してますので、そちらをどうぞ。VRなんかで復活してほしかったりもしますが。
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