ぽじてぶしんきんぐ? | ATMANの叫び

ぽじてぶしんきんぐ?

 世の中とか世間とか社会とかなんとか。まぁなんでもいいけど仕事をするにあたって

強烈に意識せられたるこの曖昧模糊とした観念の正体は一体全体なんなのかと思うことがある。

仕事をしようがしよまいが世の中はあるわけで、仕事をしていないからとて無視できる

ものではない。そして無視して良いということもない。無視できるならそれもよかろうが

凡夫には無理というものである。

 さて先日、とある方からお誘いを受けてナンチャラ開発セミナーなどどいう

およそ私には縁のなさそうなものに参加をさせていただいた。セミナーというからには

研究会ということであるからして実に興味深き情報を持って開発なぞをしてくれるので

あろうと期待して脚を運んだのであった。

 するとあれである。このセミナー、ビジネスマナーだどうのから始まり、

礼儀作法だの、ストレス発散法だのと色々分かっちゃいるけど案外分かってないことを

ご教授下さったのである。

「コレナはカナカありがたい話しではある。人が集まるのも頷けるというものよ。」

と得心していた。

 が、さわやかな笑顔を振りまきながら実に結構なことを先ほどから熱心に

語っておられる講師先生が社会で上手くやっていくにはポジティブシンキング

がなんだかんだと口走ったあたりから私の右眉がククイと上がって、

疑い深くネガティブであることを信条とするもう一人の自分が胡散臭そうに

かの先生を観察し始めたのである。

 師曰く、負の感情を正に転ぜばぽじていぶに生きることこれ可也。

まことにありがたいお言葉であった。して実践するにまずは鏡に己が顔を映しこみ

ニカと笑って手前を褒めることからやってみろとおっしゃる。

 嘘を申されているとは思わぬし、まさかまやかしでもなかろー。

鬱々とした暮らしぶりを快活なものに変えることは実に結構なことである。

にもかかわらず私の右眉は上がったままで、何か釈然とせぬまま家路に着いた。

ウーンと唸りながら鏡の前を通りかかったので除きこんでみると正真正銘の仏頂面である。

しばらく睨み合いを続けた後エイヤッと笑顔をこしらえてたが上擦ってしまって醜く酷い

有様であったので、やはりネガを無理やり捻じ曲げてポジにするというのはどうもポジティブ

なやり方ではなさそうなのでよした。Oh yeah!!!