『プロゴルファー祈子』、ようやく12話まで観ました。
――ここで注意喚起。
これから本作を観ようとしている人は、この先は読まない方がいいと思います。明確なネタバレはしてないつもりだけど、先入観や予備知識のない状態で見るほど面白さが倍増しますから。
12話まで見終えた時に、またお立ち寄り下さい。
チビチビと1日1話づつ観るより、数話をまとめて観る方が好きなんですが、観始めると止められなくなるのが困りもの。
昨夜は調子に乗って、一気に4話分も観ちゃったよね(笑)。
それでも退屈に思える時間がないんだから、やっぱり面白ぇんですよ。
不良を辞め、プロゴルファーを目指して健全に生きる決意をした祈子は鑑別所送りに。
所内でのイビりに耐え抜き、無事に出所した祈子はゴルフの練習をしつつ、父の無実を晴らすための調査を続け……というのが今のところの大まかな展開。
次回に繋げるための引っ張り方が巧みなところが大映ドラマの白眉ですが、その多くは人間関係に関するもの。
そこに謎解き要素が加わり、ミステリーっぽい雰囲気もあるんですよ。
まぁ、大映ドラマにある秘密要素と言えば十中八九、誰が親なんだ問題ですが(笑)。一見、何の関係もなさそうなキャラ同士が顔見知りで、過去に深い因縁があったというパターンね。
そこで出生の秘密が明らかになったキャラがいるんですが、真の親に詰め寄るシーンには悲哀を秘めながらもカタルシスを感じます。
婚外恋愛の代償はあれほどまでに大きいんだ、皆さんもほどほどに…。
そんな謎の一つは明らかになりましたが、やはり最大の謎は祈子の父=友平が犯人とされていた丸元利一郎殺しの真相。
利一郎を殺した真犯人の候補(?)は徐々に狭まっていますが、その犯行や動機は未だ謎のままながら、キチンと徐々に明らかになっていくし、連ドラとして進展があるのがいいですね。
野沢剣二が祈子を目の敵にする理由はうっすら分かりましたが、野沢に命令を下しているという華粋会のトップが何者なのかも気になります。
12話という折り返し地点あたりで、黒幕らしき新キャラでも登場して欲しいものです。ある意味、本作の黒幕は丸元社長=賢三の妻、律子にしか思えなくてなぁ…。
新キャラと言えば、11話で突如として登場を果たした司鏡子[ツカサ・キョウコ]と名乗る不良少女が気になりますね。
あのファッションに身を包んでいるのも驚きでしたが、例の装備を外さずにピアノを弾く姿も強烈です(笑)。大映ドラマはこうでなきゃな!
あれだけ根性が図太い丸元夫妻が名前を聞いただけで震え上がるくらいなんだから、どれほどの強キャラなのかも楽しみです。
ところで、本作の主題歌『THE WIND』はいいですね。
歌うのはお馴染み、大映ドラマの専属歌姫(?)こと椎名恵さん。
**********
**********
大映ドラマの主題歌になったものが3曲収録されているからオススメしたいところだけど、『THE WIND』が入ってないのが惜しい(原曲『風に抱かれて』もない)!
本当は、
**********
**********
こっちがいいんだけど、ニーズがありすぎるのかトンデモ価格になっているので…。
当ブログを含むディープな所で大映ドラマが話題になっている今こそ再プレスの時だろうに!