先日、久々に『レッド・オクトーバーを追え!』を観たんですね。
個人的に、潜水艦映画にハズレなし!と豪語している時期があったんですが、本作はそれを証拠付ける作品の一つです。
もう内容は覚えてないけど、『K-19』や『ローレライ』あたりで自信を持てなくなった記憶が…(笑)。
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Blu-ray版にあるジョン・マクティアナン監督による音声解説で、裏切り者の意外性については描写不足だったと反省していましたが、まさにその通り。本人も反省しているから、まぁいっか。
次作(と言っていいのかどうか)『パトリオット・ゲーム』や『今そこにある危機』と違い、女性キャラが皆無に等しいおかげで緊張感が持続するのもいいんです。チト分かりにくい話ですが、見返すごとに面白く感じる作品だと思います。
――で、それに感化されて、童友社の『ロシア海軍 タイフーン級潜水艦』を買いました。
レッド・オクトーバーとは似て非なるものだけど、似てるならいいかと。
童友社という時点で一気にハードルが跳ね上がる印象がありますが(笑)、パーツ数も少ないし、比較的安いのでね(定価で1430円)。
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で、さっそく御開帳~。
この長~い艦体(優に200mm超え)を見て気が付く人は察しが良いですね。
ランナーがない、つまりゲートレスなパーツなんですよ。初めて見たわ。
正確にはゲートもあるにはあるんですが、
艦体の内側に配されているんですね。こういうのってメーカーの人が手作業で切ってるのかな?
ここで失笑系の小話ながら、ガンプラ界隈では「ゲート処理が大変だから全てのパーツをゲートレスにすべきだ!」とか強弁する人が一定数いるようですが……恥の概念を知らないって幸せだよなと(笑)。プラモなんか辞めて、完成品や食玩に走ればいいだろうに。
この艦体のみ、大きなダボによりスナップフィットでパチ組みできるんですが、
縦のパネルラインが合わねぇぇ…。
ダボを切り払って、外形に合わせて組んでみればちゃんと合うのかな…? ←なさそう…
エッジもキンキンだし、細っそいパーツも多々あり、造形的にはイイ感じです。
さりげなく横方向からも抜いてるし、割とこだわってるんですよ。
↑のパネルラインも含め、1/700スケールという縮尺を考えるとツッコまれそうな部分はありますが、スケールから発生する数値には意味を感じないので、個人的にはこの程度で十分です。
ただ、抜きに問題のあるパーツもいくつかあり、
どーすんのさ、コレ(笑)。
ある程度のバリはナイフで削れても、ペーパー掛けの方法が思い付きません。
しかも外形のカバーとスクリューって塗り分けなきゃならないんだぜ…(たぶん1色で終了)。
このタイフーン級潜水艦、キットの説明によれば1989年までに6隻が作られたそうです。
先の『レッド・オクトーバーを追え!』の序盤では、アメリカ側は最新鋭の原子力潜水艦レッド・オクトーバーの存在はまだ知らず、タイフーン級7番艦として認識(登録)していました。
上澄みながらも、キットの説明書に機体解説があるのは学びになりますね。
キット製作のモチベーションアップのためにも、また観たくなってきたぞ…。