RAYWOODの『PROFIX Tech Liner TH-T01 トリガーハンドピース』を買いました。
ロクに塗装もやんねーくせに、φ0.5のエアブラシが欲しくなったんですよ。
で、どうせ買うなら、次はトリガータイプが良いなーと思っていたところに目に付いたのがコレ。
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妙に安いなぁ、中華系のショボいヤツじゃない?と思いながら調べてみると、どうやらRAYWOODというメーカーは日本の企業だし(国内メーカーだからって盲目的に信用するのも迂闊ですが)、公式サイトやサポートもあるし、YouTubeにはレクチャー動画もあるし、そこまで怪しい会社ではないんじゃないかと。
そもそも、中華系のバカ安品やコンプレッサーとのセットで付属するエアブラシと言えば決まって
コレだし(笑)、そもそもトリガータイプの中華系バカ安品ってあまり見なくないですか?
って事で、そこまでポンコツな物でもないだろうし、ちょっと使えりゃいいかくらいのテンションでダメ元で買ってみました。
…で、届きました。
…えっ、スゲー高級感のあるパッケージなんですけど。
からの、ご開帳~。
おお、パッケージングも丁寧。
Φ0.3のニードルを標準装備していますが、φ0.5のニードルとヘッドアセンブリ(後述)が付属されています。
ポイントが高いのがキチンと冊子になっている説明書。エアブラシの説明書って、せいぜい分解図が載っている程度で、使い方や調整なんて一切書いてないものがほとんどじゃないですか? こちらは初心者に、かつ日本人が日本人に向けたテキストになっていて、キチンと冊子になっています(10数ページ)。
俺ッチはトリガータイプは初だったので、まずは一読する価値はありました。
スポイトとスパナはもういいです…(笑)。
外観をコストダウンして安さを実現しているんでしょうね、パッと見で仕上げがチト粗い印象です。
カップの淵の下に、こぼれ防止の溝がなかったり、
これは個体差だけど、カップの内側にちょっとした傷があったり。まぁ、バリが立ってるとか爪が引っ掛かるようなレベルではないのでスルーですがね。
タミヤ製もそうだったけど、カップ内の研磨って割と手を抜いてるところが多いのかな?
そして、本品最大の特徴であるヘッドアセンブリシステムが目新しかったのも、買った理由の一つです。
径の違うニードルを交換するには、あの小っせ~ノズルも換えなきゃなんですが、本品はノズルを外さないまま根っこから分解→換装できるのが斬新で、何しろ楽チンです。
しかも、ヘッド部には
“5”という刻印があり、Φ0.5用のヘッドAssyである事を明確化しています。
撮るの忘れたけど、ニードルの方にも5本のラインが刻印されているので、組み合わせを間違える可能性も激減(別売りのニードルセットも同様らしい)。
…おいおい&コラコラ、ここまで配慮が行き届いているメーカーのどこが怪しいんだ、さっきまでの俺ッチよ?
――で、試し吹きをしてみましたが、ソリッドなベタ吹きしかできない俺ッチからすれば、特に問題は感じませんでした。
外観の仕上げはチト粗いですが、別に飾って楽しむものではないし、エアブラシとしての機能はしっかり果たしていると思いました。質実剛健よ。
気軽にもう1丁買っちゃおうかな?と思わせる価格設定も好印象です。
例のヘッドAssyの副次的な利点として、
ここをイージーに分解できるから、だったらカップ底面~ノズル間も掃除しちゃおうという気になれるんですよ。
エアブラシは使用後の掃除がメンドくせーとされていますが、そこまでの手間を掛けずに済むのであればクリーニングの頻度も高まるし、それだけ寿命も伸ばせられますからね。
緻密なセッティングで吹く人の使用感は分かりませんが、少なくとも俺ッチには十分以上の品でした。
初めは半信半疑だったけど、結果的には贔屓にしたくなるメーカーが増えたのが今回の買い物で良かった点です。
…あ、人間不信気味な人に断っておくけど、サクラはここまで細やかに解説しないと思います(笑)。