観終えた、『仮面ライダーアマゾンズ』 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

良くも悪くも、独り身の連休というやつは退屈なものでね。

録り貯めしてあった『仮面ライダーアマゾンズ』をイッキ見しちゃったよね。

 

ニチアサ版のライダーとは違い、ネット配信や深夜枠で放送するだけあって、色々と制約がなくなったせいか、高校生以上の鑑賞に堪えられるものだったのではないかと思います。

この場合、制約がなくなるというのは自由に表現できるという事。

 

ニチアサライダーは、スポンサーが作るハチャメチャな商品を登場させたり、子供を盾に自分の気に食わないものを排斥しようとイチャモンを付けるババア共に気を使って製作されています。

そんな枷を外し、自由度が広がるというのは一見して良さげに思えますが、実はハードルはスゲー高いんですよね。

制約がない=外野の野次が聞こえにくい事で、井の中の蛙のような自己満足作品になってしまう――ごく一部の人間だけで盛り上がるだけの、下手をすればカルト作品で終わってしまう可能性があるという事です。

個人的に、仮面ライダー(&スパ戦)というブランドは老若男女で楽しめる、普遍性の極みたる作品であって欲しいと願っています。

人を選ばずに理解できる→楽しめるのは、エンターテインメントの極みですから。

 

…って事で、まぁ、それなりには楽しめましたが、少なからず↑のような部分は否めず。

映像面においては、彩度を抑えた暗めの画が多いのが深夜向けですよね。あんま暗すぎてストレスを感じる事もしばしばだったけど。

あとね~、とりあえず血をいっぱい見せれば大人向けと思い込んでいるんでしょうかね、こういう発想、そろそろ稚拙っつーか、血の意味をもう少し考えて欲しいんだよね。

それを考えると、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は意外と頑張っていたと思います。暴力の代償として描かれていましたから。

戦闘中、血は出るけど傷は付かない(or残らない)んだからヘンな話です(笑)。この時点で、雑に考えている証拠になっちゃってるんだよね。

どうせ1クール分なんだから、回を追うごとに傷だらけになるような演出があっても良かったと思うんですよ(この辺、『シンケンジャー』はマメに演出していたと思う)。満身創痍で戦うヒーローってカッコ良いじゃないですか!

 

テーマに関しては、ニチアサでもお馴染み、“守るために戦う”。要は正当防衛ですね。

もうね、戦う理由とか小難しい事ばかり考えてないでいいですよ、話が進まなくなるから(笑)。

個人的に感じた裏メッセージはズバリ、食育です。

これに着目して観ると、意外と面白く感じるようになりましたね。どうにか。