バイオマンとゴーバスターズ | Joon's blog

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最近、会社の昼休みに『超電子バイオマン』を観てます。

キチンとしたドラマになってきた近年のスパ戦と観比べてしまうと、やっぱり昭和スパ戦の作風は雑です(笑)。
スポンサー、対象年齢、尺等の色々な制約があるとは言え、正直、脚本はヒドすぎます。せめてもう少し尺があればいいんですが…。
ただ、(スパ戦に限らず)古い作品には、描写が不足している箇所を想像や自己解釈で脳内補完する楽しみがあるので、イマジネェイショ~ン!を鍛える(?)には持ってこいだと思います。

『バイオマン』は、それまでのパターンを壊した設定が新鮮でいいんですよ。
 ・個人名にチーム名がない
 ・等身大の週替わり怪人が不在で、巨大ロボのみが存在
 ・合体技&ロボの決め技が毎回違う(シリーズ前半のみ)
これらって、未だに唯一無二の設定かも?

で、本題。
バイオマンを観ていると、どうもゴーバスターズを連想してしまうのは俺ッチだけでしょうか?
以下、そう思わせる相違点&相似点を挙げてみます。

【スパ戦史上、最強&最弱】
バスターズには、等身大の週替わり怪人=メタロイドを倒すための決めバズーカがありません。スパ戦の定番である全員揃って放つヤツね。
たった一人でもそれを倒せるくらいの戦力があるって事から、スパ戦史上最強だと解釈しています(あくまでデータ上のスペックとしてですが)。
逆にバイオマンに関しては、合体技=バイオエレクトロン(orスーパーエレクトロン)で攻撃しても致命傷には至らず、撤退させるくらいが限度。
ちなみに、敵の新帝国ギアの構成はこんな感じ。
総統ドクターマン
   ↓
ビッグ3=メイスン、ファラ、モンスター
   ↓
ジューノイド5獣士=アクアイガー、サイゴーン、ジュウオウ、メッサージュウ、メッツラー ←ファラキャットはこの位置?
   ↓
メカクローン(いわゆる戦闘員)
週替わり怪人に限りなく近いジューノイドは、ポジション的には中級幹部クラスですから、仕方ないのかもしんないけど…。

【ロボの規格化?】
バスターズの敵巨大ロボ=メガゾードにはα、β、γ等の素体をベースにした上で、毎回異なるデザインがされています。
実はバイオマンでも、敵巨大ロボ=メカジャイガンorネオメカジャイガンで似たような事をやってるんですよね。
つっても、デザインの時点で考えられていたわけではなく、3~5種類の着ぐるみの下半身を塗り直して使い回しているだけなんですが(笑)。
まぁ、ギアもヴァグラス同様メカ系組織って事で、規格の統一化がなされていたんだろうと解釈してみるのも面白いかもしれません。

【出渕裕さん】
全てではないけど、バスターズは出渕裕さんがキャラクター(クリーチャー?)デザインとして参加しているんだよね。
バグラーとかモロに、進化したメカクローンって感じじゃないですか?
バイオマンも出渕さんが担当していましたが、従来のそれらに比べると、敵のデザインが実にスタイリッシュになりました。
現代の着ぐるみ技術でメカクローンを作ったら、かなりカッコ良くなると思います。

ブッさんの話をしてたら、久々に観たくなって引っ張り出してみた。

1985年発売の画集、『NEOS』。
描き下ろしを加えた、『ダイナマン』~『チェンジマン』までのデザイン画集です。『フラッシュマン』まで収録して欲しかったけど…。

敵デザインと言えばファラキャットが、デザインのみならず、キャラ的にも最高です。
ファラに直属している人なんですが、ファラを守るという行動原理だけに基づいているので、ファラに危害が及びそうな際は必ず前に出たり、幹部とは少し違うせいかペラペラ喋らせないのも良い演出じゃないかと。寡黙な用心棒って感じでしょうかね?
余談ですが、次のアニバーサリーとなる40作品目は、これまでスパ戦が倒してきた悪の組織が復活!というのを妄想しているんですよ。ヘドリアン女王やブンビーさん(笑)よろしく、39作目の敵の親分が40作目の敵組織に編入みたいなのもアリかなーとか。
んなワケだから、今からファラキャットのリファイン版デザインを温めといてくれ、ブッさん!

…そうそう、TVKで8時から『特命戦隊ゴーバスターズ』の再放送が始まるぜー。
本放送時の、鬱陶しい&無神経な宣伝テロップに憤りを感じた人は、録り直すのもアリですぞ?