10年前のキットをパチ組みしていたんだけど、ABS材のパーツを組んだら軸が折れただけでなく、パーツ自体がボロボロと砕けるという衝撃を味わってしまえば、ますます塗装なんてできないよね。
HGABダンバインの股間パーツ売ってくれ…。
そんな死と隣り合わせのデンジャラス材であるABS。
最近のガンプラには多々使われていますが、コイツがあるだけでテンション低まるよなぁ……って、ABS材への塗装は未だ未経験ですが。
「○○は好きだけど、ABSを使っているなら買わない!」という理由で、本来なら欲しいキットを買わない人は希有だと思いますが、中にはそんな人もいるでしょう。
けど、実際にキットでABS材が使われているかどうかなんて分からないし、だからってお店の人に開封防止のバンドを切ってもらうのはイヤだし……と思っている、そこのチミ!
まずはパッケージの横にある製品素材欄を見れば一目瞭然です。
お店で見てて、ふと気付いたネタなんですがね。ABS材を使ったキットは意外と多く、非変形のMSにですら使われているようです。
特にジム系に多く使われているっぽい気がしました。ザク系にはあんま使われてないみたい。
ABS材を使っていないキットが優秀ってワケじゃないけど、塗装まで考えている人にとっては、そういうキットを評価したくなるでしょう。
それを鑑みると、AGEシリーズは非常にユーザーフレンドリーなキットではないかと思います。
ファルシア以外にABS材を使ったキットは見当たらないし、コテコテのフレームをオミットした設計とは言え、MGにすら使ってないんだから、近年のガンプラとしては不安要素が少ない良作ではないでしょうか。
★ 追記(2019-05/09) ★
この記事もけっこう読んでもらえるようですが、数年ぶりに読み返してみると実にペラいですね(笑)。
これを綴った当時よりABS材に触れてきた時間も増えているので、実物の見分け方のヒントでも。
さすがに見た目だけでは難しいけど、実際に触ってみれば、ある程度の判別はできるかな?
俺ッチの感覚としては、
1.ニッパーでランナーを切ってみる
2.ペーパーを当ててみる
3.成型色がグレー系
4.嗅ぐ
この3点がヒントになるかな?
まずは1。
特に外枠に使われているΦ2.5~3.0(以上)のランナーを、ニッパーで切断してみる方法。
PS材で同じ事をしてみると、ABS材の方が粘っこいというか、ニッパーに加える力は後者の方が大きく必要です。
次に2。
ABSの特性として“粘っこい”という表現を使ってしまいますが(分かる人にしか伝わらないだろうけど)、ペーパーを当ててみるとPS材よりも早く目詰まりを起こします。
ペーパーに付着する削りカスを、フッと息を吹いて飛ばそうにも、なかなか落ちない感じ。
3に関しては、ABSが使われるのは主に可動部。可動部の色と言ったら、多くがグレーだからというテキトー根拠です(笑)。
まぁ、たまに『HGUC ボール(ツインセット)』のような、外装と同じ色(=水色)という引っ掛けパターンもありますが…。
4はペーパー等で削ってみて、その臭いを嗅ぐというものです。
原始的な手段ですが、PS材&KPS材に比べるとABSは臭いが分かりやすい。
これ、実は一番判別しやすい方法かもですよ?
――にしても、どうしてこんな記事を綴ったんだっけ?と思い返せば、ABS材はデリケートに扱うのが嫌だとか、そんなところだったんじゃなかったかな?
当時の俺ッチには“ABSが使われてるなら買わない”という購買基準があったんでしょうね、それ故に、箱の横の製品素材を見て判断していたんでしょう。今となっては全く気にしてないけど…。