装甲騎兵ボトムズ スコープドッグ21C  マスターブック | ボトキチブログ

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2009年10月
編集製作 GA Graphic編集部
ソフトバンククリエイティブ株式会社 刊
2500円

 

当ブログでも何度か取り上げましたが本書は「プロジェクト21C」の集大成な書籍となります。
グレメカ別冊のAT完全報告書と合わせて読まれるとよりよくご理解できるかと思います。

 

 

では「プロジェクト21C」とはなんぞや?なんですが・・。
当ブログでも何回か説明したと思うので割愛させて頂きたかったけど以前「詳しくはコッチを見てね」って張ってたリンク先が消失していたのでがんばって説明してみます。

 

 

サンライズ井上氏が個人的にスコープドッグの実物大マーキングを作り、自分の車やバイクに貼ってみたいというのが事の始まり。
しかしその実物大マーキングには(ギルガメス文字で)なんと書いてあるのかを知らなければならない。
 ↓
なぜかプロジェクトが立ち上がる。
 ↓
なんと書いてあるのか解読するためにはスコープドッグの構造を知らなければならない。
とりあえず既存の設定を離れ、アストラギウス銀河の多くの戦場で活躍してるスコタコにはバリエーションが沢山あるはずでそのうちの一つ、という位置づけで「スコープドッグ21C」という機体をでっちあげ、そのATの構造を隅々まで解析していく。

メカデザイナー 片貝文洋氏
原型氏 小松原博之氏
の両名を加え、「プロジェクト21C」としてスコープドッグのあるべき(であろう)カタチを模索していった今後2度とないであろうプロジェクトである!
てとこでしょうか?

 

 

「本書ではこれらの資料をプロジェクトの成果報告という形で公開する」(前書きより)
とあるとおりスコープドッグ21Cの姿が余すとこなく掲載されています。
まずスコープドッグ21Cの詳細な設定画が数ページに渡り掲載されています。
デザイナー 片貝文洋氏の手によるそれはスコタコ各部の構造分解図が初めて見る人にもに良くわかるように実に細かく描かれています。
そしてその後カラーページで井上氏待望の(笑)実物大マーキングが数ページ掲載されてます。
その後
21Cによるカラーバリエーション
小松原氏原型による21Cの模型が掲載されてますが設定画と違い、立体になったものを見るとまた、違う感覚でスコタコ21Cを把握することができます。
などが続き、かなり見ごたえがあります。

 

 

ちなみに掲載されているスコタコ21Cの模型は以前waveより1/24ガレージキットが限定発売されてます。
もちろん私も所有してますが全然組んでないのはご愛嬌w
(小松原氏なんですが2012年12月になぜかwaveより1/24ブラッドサッカーのガレキの原型を担当されてましたがちょっとコレジャナイ感漂うモノでした・・・。)

 

 

 

評価

☆☆☆

 

 

 

21Cだけ掲載してれば良かったんだけどなぜか後半に50ページに渡り大河原先生などの手による従来のスコタコの設定画が掲載されてます。
これがちょっと意味がわからないといいますか、本書を購入するようなヘビーユーザーなら知ってるだろう、持ってるだろう的な・・・
蛇足もいいとこだと思っております。
この設定集はいらないから値段をもう少し抑えたものした方がいいのに・・。