杉村麦太著 装甲騎兵ボトムズCRIMSON EYES 1巻 | ボトキチブログ

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やっと発売されました少年チャンピオンRED連載(終了)の杉村麦太先生描く「装甲騎兵ボトムズCRIMSON EYES」単行本1巻です。(本当に発売されるかどうかドキドキしたぞ!)

 

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当ブログでもさんざん「ロリコン☆ボトムズ」とか「スク水かよ」とか「鬼太郎か!」とか茶化してきましたが実はこの物語の本質はそんなところにはなく、読んでみると意外と骨太なストーリー仕立てになってることに気づかされるでしょう。

 

 

簡単にあらすじをご紹介いたしますと軍事政府反政府組織が対立する惑星クラビウスで主人公は兄妹でバトリングをしながらその日暮らしで寄り添って生きてきましたが兄は妹や仲間(反政府組織)を裏切り、政府側に付き、ついには大統領にまでなってしまいます。
その妹は政府軍に利用され爆弾を取り付けられ、反政府組織のアジトへと向かわされて・・・・・
からくも生き延び、兄サグートに復讐を誓い、追い求めるヒロインレッカのロードストーリーであり成長物語でもあります。
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当物語の主人公 レッカ
(物語のラストで旅立つキリコへのオマージュか・・・)
 
放浪の末、シッガルト市街でのバトリングでなんとか勝利したレッカの前に突如現れた兄はバトリング大会グランデュエロへの出場をレッカに認め、「首都アルザケルで待っている」と告げて去っていきます。

 

 

その放浪の先々には「良い人」もいれば「悪賢いヤツ」や「ズルイヤツ」、「良いヤツだけど強敵」など現れる人間模様も様々でレッカに過酷な運命を与えていきます。
ちなみに裏表紙のちょっとアマゾネスな雰囲気のお姉さんはクエント人の女傭兵でベルゼルガに搭乗してますw
面白いのは惑星クラビウスがバララント支配下の惑星ということ。
(大抵この手のお話はメルキア主体な物語が多いですから)
自然、政府軍のATはファッティーがメインになるんですが一時期ギルガメスの支配下にもあったのか反政府組織や街のバトリングに出てくるATはギルガメスATも多かったりします。

 

 

と、ここでバトリングという言葉がでましたので説明いたしますがレッカは兄に隠れて幼い頃からバトリングで稼いでいたこともありATの扱いが巧みで物語ほぼ全編に渡りバトリングが絡んできます。
妙チクリンなATも沢山でてきますがwけっこう使いどころが面白いものもあり、何度も読むうちにカッコ良く見えてくるから不思議ですww

 

 

ここまで解説してお気づきの方もいらっしゃるかと思いますがこの作品、実は「青の騎士ベルゼルガ物語」に雰囲気が近いものがあります。
バトリング主体にしたところや復讐譚とか。
容赦なく登場人物が死んでくしな。
何日か前のコメで三十路工廠さんもおっしゃってましたが「メロウリンク」にも通じるとこがありますね。
合わせて読んでみると興味深いぞ!

 

 

最後におにいちゃん
 
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ギリシャ彫刻チックでカッコイイぞ!
ちなみに搭乗ATはエクルビスだ!
 
・・・・・・そして!
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    お約束のスク水な!w
   (誤解のないよう断っとくけどこれは悪徳マッチメーカーに騙された時の格好なw)

 

 

来月には2巻(完結)も発売予定にございますので是非合わせて読んでみて下さい。
これは間違いなくボトムズでオススメな一品ですよ!マチルダさんww