当社は最寄の駅が北浜駅になりますが、そこから歩いて数分圏内にレトロな佇まいの洋館があります。そこに入っているのが洋菓子の「五感 」GOKAN、ここが本館になります。京都高島屋や西宮阪急へも出店していて、結構お客さんが入っているのでご存知の方も多いと思います。
見るからに和の香り・・・でも素朴というわけでもない不思議な洋菓子なのです
先日、毎日新聞「新ビジネス創世記」に五感の社長である浅田美明社長が登場していたのですが、和のテイストを大事にした五感の商品コンセプトは、五感の洋菓子、特に人気の高い黒豆マドレーヌ「ええもん」を大阪名物の銘菓にしたいという思いから、ということでした。
同社の商品は見ていただければわかるのですが、すべて国産の原材料を使っています。たとえば、これも人気が高い「お米の純米ルーロ」は新潟県内の契約農家で作るコシヒカリを砕いた米粉、丹波の黒大豆、京都の美山牛乳を使って焼き上げているといったようなところです。
洋菓子にあえて国産の、しかも和の薫りが漂う素材を用いる発想がやはり斬新ですし、逆に安全なものを、もっと自然なものを、という五感のテーマである「自然と愛」を体現しているような気がします。
浅田社長は菓子はローカルに根付くものでありたいという考えから、関東進出は考えず、大阪のお土産として定着させたいということ。なのでインターネットでも販売はしているものロールケーキは店頭でしか購入できないようないようになっているとか(配送時の問題もあるとは思いますが)。
浅田社長のモットーは「100億円企業より100年続くブランドに」だそうです。そして大阪発のブランドになることが夢ということ。素晴らしいです。大阪に来たときはぜひ五感の「ええもん」を。大阪を出るときはぜひ「ええもん」を持っていきましょう。