空間散策

空間散策

フラフラと出かける。
 当てがないわけではない、
  なんとなく何かがある気がする。。。

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西園寺公望別邸「坐漁荘」
http://www.meijimura.com/enjoy/sight/building/3-27.html

ボランティアガイド
①11:00②11:20③11:40
④13:00⑤13:20⑥13:40
⑦14:00⑧14:20
⑨14:40※⑩15:00※ (※土日祝のみ)

西園寺公望別邸「坐漁荘(ざぎょそう)」
大正9年築

ちょうど重文指定記念の期間限定フリー公開が行われていたので、
ゆったり見学してきました。
(※普段はボランティアガイドさんの案内の下、20分間の見学時間)
 

まずは庭先…庭も移築してきたとのことです。

なので、二階から見渡すその光景は当時のものに近いとか。

 

そしてこちら、随所に竹がありまして……

玄関先のこことか

(※防犯のため、こちらの竹には鉄の芯が入っています、見た目風流で憎いw)

玄関入っての天井とかも竹。

お風呂場の天井も、竹。

で、ここは……竹に見える模様が。

ここにも、竹に見える…どんだけ竹

この、二階の廊下の長~~~い竹は、

よくよく見ると、節の部分でうまく継ぎ足しています。細やか。

こういうの見ると、「面取り」はされてるのかなぁ~とか、

学びたての知識を使いたくなります。

されてた。さすが。

二階の部屋は、広々とした窓から庭を望む、

気持のいい部屋でした……

(全然ファインダーに入りきらない…これの右側に倍ほどある)

床の内部はこんな構造だそうです。

 

1階にはシンプル渋めな洋室もあり、

三方がガラスの、サンルームもあります。

おまけ。

台所。

こういう「ちゃんとここで人が生活していました」感が感じられる空間も好き…

こういうのも。

正式名称は何だろうか……どの部屋から呼んでるかわかるやつ。

この手書きのラベルは…当時のものでは、ないなw

今度、ガイドツアーのときにも入ってみたいと思います。

神戸山手西洋人住居
http://www.meijimura.com/enjoy/sight/building/3-32.html

ボランティアガイド
14:35


誰が住んでたのかは分からない、神戸山手西洋人住居。

明治20年代築。

何がいいって、横から見たときの、
表の洋館と裏の和館を繋ぐ2階の廊下!


(現在、隣が修復工事中で横からの写真が撮れず…;)

ハフゥ~ン!
中に入りたい!
入りたいけど1日1回14:35からしか入れない!

(憶測ですが、とても小さな建物ゆえ、

階段もとても狭く、老朽化も手伝って

階段を転落した見学者さんが過去にいたそうで…

それでガイドがいるときのみの内部見学になってるんじゃないかなぁと)

 

と、いうわけで、
時間ギッチリ調整して行きました。

普段は、ゆったり好きなように歩いて、
タイミングが合えばガイドツアーを、というスタンスなのですが、
こればっかりは仕方ない。

小ぶりな建物なので、なかなか室内は撮りにくいですが、

シンプルな洋室と…

シンプルな和室。(逆行と手振れが;;)

 

とはいえ、細かなこだわりもあり…

小さいながらも過ごしやすい感じがします。

この小さい棚が渋かわいい。

洋風なのが和室に置かれてるのが、いい。

で、洋館と和館を繋ぐ廊下の内部が、こう!!!

 

洋館から和館へ

分かりますかね、この萌え空間

洋館は天井が高いので、同じ2階でも高低差がありますので、

こうやって階段を下がるわけです。

 

振り返って和館から洋館を見てみましょう。

うっっ、ぐふぅ萌え。

 

 

 

 

 

学習院長官舎

http://www.meijimura.com/enjoy/sight/building/1-7.html

 

ボランティアガイド約15分
①11:40~
②13:50~
③14:25~


学習院長官舎、明治42年築。
その名のとおり、学習院長官の官舎です。

 


車寄せ※の正面には学習院の校章。
(※当時は馬車だったので車寄せの屋根がけっこう高め)

仕事は洋室、プライベートは和室という
明治時代独特の和洋折衷。
外壁を見ても、和館と洋館部分で板の向き等が異なります。

 

できるだけ当時の姿を、とのことで修復も細やか。
壁の板に溝がありますが、
これは板を組み合わせたからではなく、「板を削っての演出」とのこと。
見た目をよく、しかし雨水が入り込んで壁が傷まぬように。
細かい。


洋室の壁紙はもう生産されないものだそうです。
模様を彫った二つのロールで押して作るエンボス加工。
壁紙の貼り方は、全体に糊付けではなく、上下のみ。
(何故…)

それゆえに、湿度等の変化で、引っ張られたり弛んだりのくり返しで、

このように劣化ビリィィ……
でも、替えがないからどうしようもないと、ガイドさん。


天井などのこういった細い木材。
これの面取りがきちんとされている建物は格上なんだそうです。
細部まで丁寧に作られてる…ってことですかね。

丁寧な仕事ってきもちいい


二階。三方が窓で、めっちゃ気持ちいい。


上ゲ下ゲ窓。
好きな高さで手を放したらそこで止まってくれる。

どういう仕組みなんだろうと思ってましたが、
枠の内部に窓と同じ重さの錘が仕込まれていて、
それで「どの位置でも止まる」のだそうで。
 

全体としてシンプルなつくりだけど、

細部まで丁寧に作られているのが素敵な建物でした。

 

↓なんとなく一番お気に入りの写真w